野菜検定試験の公式テキスト

公式ホームページから購入が可能です。
野菜検定公式HP
またホームページでは模擬問題や合格者のメッセージを見ることができます。

目次 – 改訂版 野菜検定公式テキスト

本書の使い方

本書は「野菜検定」唯一の公式テキストです。試験のための学習に用いるのはもちろん、日々の食生活をグッと楽しく、豊かにしてくれる知識を詰め込みました。

ふだん何気なく食べている野菜。私たちの生活に身近な存在ですが、これまで詳しく知る機会がなかったという人も少なくないでしょう。本書は、趣味は料理という人、家族のために腕を振るう人、まだまだ料理は勉強中という人、これから一人暮らしを始める人、料理はしないけれど食べることは大好きという人、どなたでも楽しんでいただけるようにまとめてあります。

章立ては、野菜の食べる部分によって、葉菜類、茎菜類、果菜類・果物、花菜類、根菜類、豆類、菌茸類に分けました。ふだん見かける野菜を中心にしながら、少しマニアックなものまで、170品目以上を掲載しています。それぞれの野菜の特徴、栄養価、新鮮なものの選び方、保存方法、旬、調理方法、知ると楽しい雑学など、充実の内容です。巻末資料では、野菜の栄養や味を引き出すレシピや、調理に役立つ知識、生産物としての野菜を取り巻く現状などを紹介しています。

検定試験におけるベーシック(3級)とプロフェッショナル(2級)、マスター(1級)それぞれの模擬問題も用意しました。本書をひととおり読み終わったら腕試しとして取り組んでみてください。とくに消費量が多いとされる「指定野菜」(P147)の14品目は重要な野菜ととらえ、見開きで扱いました。それ以外の野菜の掲載ページ数と掲載順には特別な意図はございません。あらかじめご了承ください。

杉本 晃章 (著, 監修)
出版社: 実業之日本社; 改訂版 (2017/7/21)、出典:出版社HP

はじめに

私たちがふだんの生活のなかで食べる野菜。みずみずしくヘルシーな味わいは、食卓に欠かすことができないものです。しかし、野菜についてこんな心当たりがある人はいないでしょうか。

「いつも同じ野菜ばかり買ってしまう」
「つい決まった料理ばかりつくってしまう」
「野菜の特徴を知らないまま、何となく使ったり保存したりしている」

野菜には私たち人間のように、種類の数だけ個性があります。旬、味、香り、食感といった味覚に関わるもの、栄養素や相性のいい食材のように身体にいい影響をもたらすもの、新鮮なもの、保存方法で変化してしまうもの、食費の節約につながるもの……など。野菜は毎日食べるものだからこそ。それぞれの野菜が持つ個性を使いこなせれば、買い物はもっと楽しくなるし、料理はもっとおいしくなるでしょう。そして身体はもっと健康になります。

本書で紹介した知識を生かせば、あなたの食生活はよりイキイキしたものになるはず。あなたにとって本書がそんな「読む栄養」になれば、こんなに嬉しいことはありません。それでは、読み進めていきましょう。

杉本 晃章 (著, 監修)
出版社: 実業之日本社; 改訂版 (2017/7/21)、出典:出版社HP

もくじ

はじめに