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世間ではよくMOS PowerPointを取得しても就職には役立たないと言われています。
就職・転職活動中でMOS PowerPointを取得しようと考えている人は、この噂を聞くと不安に感じてしまうと思います。
そこで、本記事ではMOS PowerPointが就職に役立つのかについて紹介していきます。
MOS PowerPointは就職に役立つか
結論からいうと、MOS PowerPointだけでは就職のときにアピールできません。
理由は、
・誰もが取得できる資格だから
・MOS PowerPointを取得していなければできない仕事はないから
・PowerPointを使えるのは当たり前だから
ということが挙げられます。
「誰もが取得できる資格」というのは試験の難易度から考えられます。試験の合格率は公表されていませんが80%とされており、通信講座やパソコンスクールに通えば90%以上とも言われています。勉強すればどのような人でも合格可能であるということから、就職でアピールした時の資格への評価があまり高くありません。
また、「MOS PowerPointを取得していなければできない仕事はない」というのは、MOS PowerPointを取得していない人でもPowerPointを使って仕事をしていることからもわかります。PowerPointの機能を全て使いこなすことができる人と、PowerPointの機能にはあまり詳しくないが仕事で必要な機能は完璧にマスターしている人を比較しても、業務上のPowerPointスキルにはあまり違いはないと思います。ある程度のPowerPointの知識があれば、業務を覚えるのと同時にPowerPointも使いこなせるようになってくるので、入社の段階ではあまりPowerPointのスキルを気にすることはありません。
さらに、今どきPowerPointを使えるのは当たり前であると考えられているので、面接ではPowerPointの基本スキルがあること前提で話が進んでいくと思います。見られているのはそれプラスどのようなことができるかです。アピールをしても評価につながるかは微妙なところです。
このような点から、MOS PowerPointを取得しても、就職ではあまり役立たないと考えることができます。
MOS PowerPointと相性の良い資格
MOS Excel・MOS Word
他のMOS資格を取得していると、オフィス系のソフト全般のスキルがあるとアピールできます。別の応募者よりも明らかに有利になることはありませんが、業務に困らないくらいのパソコンスキルを持っていると判断してくれるでしょう。
プレゼンテーション検定
プレゼンテーション検定は伝える力を評価する試験です。PowerPointでプレゼン資料を作ることができても、それをしっかりとプレゼンの場で披露できるスキルがなければいけません。このプレゼンテーション検定は、MOS PowerPointでカバーできない実際のプレゼンスキルを補うことができます。
セールススキル検定
MOS PowerPointをアピールしたい人の中には、営業職を希望している人も多いでしょう。その時に役立つのがセールススキル検定です。セールスに必要なスキルや知識を測定できるので、この資格を取得すると自分が営業に向いている人間であるということをアピールできます。3級の受験には実務経験が必要ないので、営業希望の人はぜひ受験してみましょう。
MOS PowerPointの就職についてのまとめ
本記事ではMOS PowerPointが就職に役立つのかについて紹介しました。
実際のところ、就職の時にはあまり役立たない資格です。しかし、業務でPowerPointを使う人がほとんどだと思うので、就職後の仕事の中で役立つ場面は必ずあります。
先のことを考えて、ぜひMOS PowerPointを取得してみてはいかがでしょうか。