観光英語検定の試験概要
観光英検とは、グローバルな人材としての英語力を身につけることが目的として作られた検定となります。観光の分野を通して、外国人とのコミュニケーション能力を計る試験です。一般的な英語能力を問う試験とは少しスタンスが異なります。例えば、外国人旅行者に日本を案内する立場、あるいは日本人旅行者を率いる旅行業者など、英語を介した接客というコミュニケーション能力を求められる試験となっています。
各級ごとの特徴
1級
・観光や旅行業に必要なプロとしての実務レベル
・TOEIC:600~850点
・実用英語検定:1級~準1級
・合格率:およそ5%
2級
・個人での観光、旅行に必要な英語、国内で外国人に観光案内できるレベル
・TOEIC:450~600点
・実用英語検定:2級
・合格率:およそ60%
3級
・グループの海外旅行で英語を使い観光できる、国内で外国人に道案内したり、英語で説明できるレベル
・TOEIC:240~450点
・実用英語検定:3級
・合格率:およそ60%
勉強に使えるおすすめ参考書
・観光英検2級の過去問題+解答と解説 第23回~25回 CD2枚付
まずは過去問題集です。試験対策では過去問に取り組むことが最も効果が高いです。実際に出された試験問題を解くことで、本番の感覚や時間配分などを把握することができます。過去問を使った勉強の方法は単純で、語句の穴埋めから、長文読解、リスニングまでそのまま解くだけです。コツは一度解いてから答え合わせをした後に再度、間違えた語句や名詞を覚えることを何度も繰り返すことが重要です。言い回しやフレーズが独特なので、過去問を通して慣れることを意識しましょう。
次の参考書はこちらです。
・CD付 ステップアップ観光英語 English for Tourism -Intermediate-
この教科書に記載されている単語の中には、世界各国の地名などの固有名詞が頻繁に登場します。観光英語検定の対策用の教科書だけに、旅行中に遭遇するシーンや観光にまつわる知識が高まる興味深いコンテンツが多いです。英語の解説文をリーディングしたり、画像をみて旅行に行っている自分の姿をイメージしながら行うことで定着力が上がります。
最後の教材はこちらです。
・EE Video
こちらは参考書ではなく、映像での教材となります。EEvideoでは動画で気軽に観光や旅行に関係する英語を学習できます。この動画では字幕と翻訳が表示されてあるので英語が苦手な人でも学習しやすくできています。観光案内に関するコンテンツも多数収録されていて、動画学習を通して観光英語を学べる仕組みになっています。
観光英語検定 参考書のまとめ
今回は、おすすめの参考書や教材について説明しました。やはり、まずは過去問を使って本番を想定した演習を繰り返すことが先決です。また、今回紹介した映像での学習など、様々な物を活用して楽しんで学習を進めることで飽きずに進めることができます。