「知的財産管理技能検定ってどのくらい勉強すれば合格できるのだろう?」
こうした疑問を持っている人もいると思います。
知的財産管理技能検定は、累計受験者数は40万人にも上る人気国家資格ですが、どのくらいの勉強時間で合格できるのか気になる人も多いと思います。
今回は、知的財産管理技能検定は独学で合格できるのか、どれくらいの勉強時間が必要なのかについて詳しく紹介していきます。
知的財産管理技能検定の概要
知的財産管理技能検定は、1級~3級に分かれており、それぞれ学科試験・実技試験の2つが存在します。この学科試験と実技試験の両方に合格しなければ、知的財産管理技能士として認定されません。また、試験方式ですが、学科試験は各級ともマークシート方式です。実技試験は2級と3級が記述方式の筆記試験のみ、1級は記述方式の筆記試験に加え口頭試問がある、という形になっています。
そんな知的財産管理技能検定ですが、難易度は各級によって大きく違います。近年の合格率を見ると、3級では60~70%、2級では40%前後、1級では学科が5~10%、実技は60~70%となっており、1級の難易度が非常に高いことがわかります。
知的財産管理技能検定の独学は可能?
では、知的財産管理技能検定に独学で合格することはできるのでしょうか。結論から申し上げると、基本は独学で合格を目指せます。しかし、級によって難易度がかなり違うのでそこは注意が必要です。特に1級は、上記でも紹介したように合格率が非常に低く、難易度はかなり高いので、独学で合格を目指すとなると、ある程度の根性と期間は必要になります。ですので、1級受験者は予備校に通いながら学習する、通信講座を受講しながら対策する、などの方法もおすすめです。
合格するための勉強時間はどのくらい?
ここでは、独学で合格を目指す場合に、どれくらいの時間が必要なのかを紹介します。
まず3級ですが、50時間~60時間程度と言われています。1日1時間の勉強を毎日行うとすると、約2か月で合格できるという計算になります。3級は、知的財産管理技能検定の中で一番難易度が低い試験です。ですので、初学者の場合は知的財産の基礎知識をきちんと身に着けることを意識して学習すれば、独学での合格も難しくありません。続いて2級ですが、合格点が70点だった3級に比べ、合格点が80点になっているので難易度は上がります。覚えるべきことや必要な知識も増えるので、勉強時間は3級の2倍の100~120時間は必要になってくるでしょう。
期間にすると、大体3~4か月程です。最後に1級ですが、一般的には400時間程度が一つの目安となっています。期間にすると、合格までに半年~1年程度はかかるでしょう。先ほども説明した通り、1級はかなり難易度が高いものなので、独学で臨むと、ある程度の期間は必要になってきます。ですので、試験日までの大まかな学習計画を立て、毎日地道に勉強していくことが合格への近道になります。
知的財産管理技能検定 勉強時間のまとめ
今回は、知的財産管理技能検定の勉強時間について紹介しました。
級が上がるにつれて、難易度は高くなり、必要な学習時間も増えますが、将来活躍する機会を増やすための知識として、知的財産の管理スキルを身に着けておきたい人は、是非この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。