はじめに
健康を意識した生活が年々高まり、サプリメント摂取や、漢方、保健機能食品など手軽に摂取する方法で健康に気につけている人が増えています。
それと同時に、このサプリの組み合わせはあっているのか?今飲んでいる薬と合うのか?たくさん飲んでいいのかと不安に思う人も多くなっているのも事実です。
その不安に向けてできたのが、「食品保健指導士」です。どのような資格なのでしょうか。
1、食品保健指導士とは?
食品保健指導士とは、公益財団法人 日本健康・栄養食品協会が認定する民間資格で、『アドバイザリースタッフ』のことです。
健康食品について正確な知識を持ち、消費者にアドバイスできる、スペシャリストのことを言います。
国家資格ではありませんが、厚生労働大臣によって認定されている団体なので権威のある資格と言えるでしょう。
食品保健指導士になるためには、「食品保健指導士養成講習会」の講習会を受講した後に試験に合格し資格を取得する必要があります。
受講するためには、いくつかの条件があります。
・医師、歯科医師、獣医師、薬剤師、管理栄養士、栄養士、看護師、保健師、助産師、臨床検査技師、登録販売者
(又はこれらに相当すると認められる人)
・高等学校以上を卒業し、健康食品関連業務に2年以上従事している人
・日本健康、栄養食品協会の理事長が受講能力を有すると認めた人
・4年制大学卒業生かつ食品関連業務に3年以上従事している人
・短大、高校などの卒業生かつ食品関連業務に5年以上従事している人
4日間(総合29時間)20科目の受講後の試験に合格すると、資格が取得できます。
資格取得後は、食品の安全性は日々様々な情報が移り変わることもあることを理由として、5年ごとに更新する必要があります。
気になる試験の合格率ですが、非公開になっています。
2、履歴書にかけますか?
もちろんかけます。この資格は単独で使う資格というよりステップアップとして効果を発揮するタイプです。なので更に力をつけたというのをアピールするために資格を取得した際には資格の欄に書きましょう。
書き方例:20◯◯年1月 食品保健指導士 認定
※似たような名前の団体が多い場合は、主催している団体名も記入しましょう。
3、どんなメリットがありますか?
この資格をとると、
薬局やドラッグストア、保健センター、食品関連や、美容関連、またフィットネスクラブなどの職業についている人にとってステップアップにつながり、接客での説明に的確にアドバイスできるようになります。仕事の自信にもつながるでしょう。
また、健康食品について詳しく安全性も理解しているので家族や友達にもアドバイスができ、周りの人からも感謝されるでしょう。
健康補助食品などのセミナーの講師として副業に就くこともできます。また、日本健康・栄養食品協会に講師に登録することで、派遣されたりするので仕事の幅も増えていきます。
4、他におすすめの資格はありますか?
・食生活アドバイザー
・薬膳コーディネーター
・健康食品管理士/食の安全管理士
・NR・サプリメントアドバイザー
まとめ
食品保健指導士は、サプリメントなど身近にあるものだけど、実は摂取の仕方があっているか不安など思う人を助ける現代に必要とされる職業でした。今ついている職業のステップアップにつながり、お客様や患者、そして家族にも信頼される資格でした。迷っている方は資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。