妊娠や出産を期に仕事を辞めてしまい、キャリアがストップしてしまったあなた!

子供を保育園に入れたいけど、ありきたりなパートで消耗したくないあなた!

そんな方に向けて、パートタイムで実務経験を積みながら国家資格を取得し、社会復帰への第一歩を踏み出すのにおすすめの資格について紹介します。

未来へのステップアップの準備はできていますか?さあ、一緒に考えてみましょう!

 

 

1.「パートで資格取得を目指す」ってどういうこと?

 

パート・アルバイトは、一般的に誰でもできる仕事をこなしているように見えます。しかし、目的を持って仕事を選び、目標を決めてコツコツ続けると最終的に国家資格の取得まで目指せるのはご存じでしょうか。

 

∟実務経験を積んで資格の取得条件をクリアする

国家資格は民間資格よりも条件が厳しく定められていることが多いです。中でもハードルが高いのが「専門学校や大学の教育課程において専門的な知識を学んだかどうか」という条件になります。

しかし実はこれ、一定の条件で“パートでの実務経験”によって補うことが可能になるのです!

 

∟お金をもらいながらスキルアップできる

時間をかけずに専門学校に通って資格を取るのも良いですが、お金と時間はなるべく無駄にしたくありませんよね。

パートで働きながら実務経験を積むと、お金をもらいながら自然とスキルが身につくだけでなく、自分に本当に向いているかどうかも見定めることができます。

 

∟正社員登用・お給料アップも目指せる

資格取得という目的があれば、何年も同じ時給でひたすら同じ仕事を繰り返して、いつの間にか重鎮のお局様に…なんて未来も回避できます。

目的を持って働いていることが伝われば、職場での待遇改善にもしっかり意見ができるようになります。

資格を取得して、正社員登用や転職でのお給料アップも目指せます!

 

 

2.「パートで資格取得を目指す」のがおすすめの人

 

しかし、学校に通うのに比べて時間がかかり遠回りをしている気になってしまうのも確かです。

そこで、パートで働きながら最終的に資格取得を目指すというルートはどんな人におすすめなのかを紹介します。

 

 

∟特にスキルを持たないまま専業主婦になってしまった人

これまでの仕事でも

 

・正社員経験がない

・誰でもできる雑用しかさせてもらえなかった

・短い期間で仕事を辞めてしまった

 

など、会社にとってメリットとなる実務経験・スキルが特にないという人に特におすすめです。

 

 

∟いきなりの社会復帰に自信がない人

パート勤務はフルタイム勤務よりも時間の柔軟性があり、学費や生活費を稼ぎながら学ぶことができます。また、学ぶことと同時に実務経験を積むことができるため、地道にステップアップを重ねることができます。

いきなりの週5フルタイム勤務を始めるよりも、身体的にも精神的にも少ない負担でスタートすることが可能です。

 

 

∟自分や家族との時間を大切にしたい人

資格取得のために学校で勉強するとなると、どうしても時間的な拘束が多くなってしまいがちです。

パート勤務をしながら資格を取得するルートは、通常の学業よりも時間的に余裕を持って学べる場合があります。このため、自分のペースでじっくりと学びたい・家族との時間をなるべく持ち続けたいと考える人には適しているのです。

 

 

3.パートタイムで実務経験を積みながら取得を目指せる資格3選

 

では、実際に働きながら取得を目指せる資格を見ていきましょう。

 

∟調理師免許

実務経験要件:食堂、レストラン、料理店などでの調理の実務経験が一定期間必要

 

 

職歴に関する注意事項

・正規職員以外(パート・アルバイト等)であっても、週4日以上かつ1日6時間以上の勤務(実働)を原則とし、反復継続的に調理業務に従事している場合は、職歴として認められます。

 

・ 従事期間については、調理業務従事証明書の証明日現在で2年以上が必要です。

ただし、勤務先で1か月以上の長期休暇がある場合は、その期間を除く2年以上の従事期間が必要です。

異なる期間に2か所以上の施設で調理業務に従事した場合は、施設ごとに証明が必要です。

※公益社団法人 調理技術技能センターより抜粋

 

主婦としての家事経験も活かせる調理師免許は、およそ2年の実務経験によって取得条件をクリアすることになります。この条件をクリアして初めて、試験の受験資格を得ることになります。

 

また、調理師免許は各都道府県でルールが異なるため、実際に免許を得る場所のルールを把握しておくことも大切です。

また、喫茶店営業などの場合は実務経験に当たらなくなってしまいます。資格取得のために職場を選ぶ際はキチンと「調理師免許取得のために経験を積みたい」と先方に伝えた上で、双方の認識に違いがないようにしましょう。

法月 光 (監修)
出版社 ‏ : ‎ ナツメ社、出典:出版社HP

 

 

∟介護福祉士

実務経験要件:従業期間3年以上(1,095日以上)かつ従事日数540日以上

従業期間→実務経験の対象となる施設(事業)及び職種での在職期間。

(在職期間には、「産休、育休、病休」等の休職期間が含まれます)

 

従事日数→雇用契約に基づき、実際に介護等の業務に従事した日数。

(休暇、欠勤、出張、研修等により実際に介護業務に従事しなかった日数を除きます)

(注意)1日の勤務時間は問いません。

 

受験申し込み時に実務経験を満たしていなくても、試験実施年度の3月31日までに従業期間・従事日数が上記の日数以上となる見込みの方は「実務経験見込み」として受験できます。

 

※公益財団法人 社会福祉振興・試験センター

 

 

介護は将来的に必要になる確率の高い資格ですよね。

介護と言っても業務は幅広くなりますので、こちらも勤務先に「資格取得を考えている」と伝えて、実務経験にあたる業務に携わらせてもらえるように働きかけましょう。

いとう総研資格取得支援センター (編集)
出版社:中央法規出版、出典:出版社HP

 

 

∟保育士

実務経験要件:

高校卒業以上の場合→児童保育施設で2年以上かつ2880時間以上の従事経験

 

高校を卒業していない場合→児童保育施設で5年以上かつ7200時間以上の従事経験

 

※一般社団法人 全国保育士養成協議会より抜粋

 

育児経験がそのまま活きる保育士資格は、これまで紹介した2つよりも実務経験として認められるまでの時間が長く感じられます。

しかし実務経験の他にクリアしなければならない「保育士試験」も、未経験の場合は3年計画が推奨されるなど長期的な目で資格取得を目指すことが多いそうです。

パート勤務で地道に実務経験を詰みながら、コツコツと保育士試験をクリアしていくことができるということですね。

ユーキャン保育士試験研究会
出版社 ‏ : ‎ U-CAN、出典:出版社HP

 

 

 

パートからのキャリアアップにおすすめの資格3選~資格で社会復帰への第一歩を目指す~のまとめ

 

今回は専業主婦パートからのキャリアアップを考えているなら、今回紹介した3つの資格は絶対チェックしてほしい!というものを紹介しました。これらの資格は、新しいステージにチャレンジするための強い味方となるはずです。ブランクがある方や新分野に挑戦したい方、資格を手にして自分の可能性を広げてみませんか?次のステップへの自信をつけるための一助として、是非参考にしてみてください!