はじめに
食品関係の就職を考えてる人や携わっている人は、一回は聞いたことがある資格「食品表示検定」について調べてみました。
食品表示検定ってなんですか?
食品表示検定とは、食品表示検定協会が実施しています。
消費者、食品生産者、製造者、小売業者を含めた食品に関わる全ての人に、飲食料品の食品ラベルの表示に関する「表示する力」「読み取る力」を学べる検定です。
JAS協会(日本農林規格協会)が試験実施の後援を行っています。
試験区分は
初級・中級・上級に3段階に分かれ、初級・中級は年に2回、上級は年に1回試験が実施されます。
初級は、食品表示初心者向けです。
消費者、食品の生産、製造、流通の基本を学びます。
主婦や食品業界などの就職を希望する人にお勧めです。
中級は食品業界の品質管理・品質保証や商品開発の担当者など、食品表示に現場で携わる人向けです。
また就職や転職を有利に進めたい人にお勧めです。
上級は品質保証の責任者や食品表示の検証を行う責任者・実務者向けです。
また食品表示の相談を受ける人(公的機関やコンサルタント)などにお勧めです。
気になる合格率ですが、
2022年は
初級 前期/後期 63.6%/61.3%
中級 前期/後期 55.0%/48.9%
上級 18.7%
合格率を見ると、初級は60%くらいなので公式テキストは必須ですが、初級だからと油断しない方がいい合格率でしょう。テキストをよく読んで問題になれる必要があります。
中級も副読本を使い勉強時間の確保が必要でしょう。
上級になると7〜8人に1人の合格率なので相当気合を入れる必要があるでしょう。
食品表示検定の履歴書の記入方法
民間資格の中でも有効に働く資格になります。求人サイトにもピンポイントで「食品表示担当者」と書かれることがあります。
食品業界では有名な資格で、正当に評価されています。
食品製造業など食品に関連するさまざまな業界への就職を考えている人には持っていて損はないでしょう。
書き方例:2019年11月 食品表示検定中級 合格
就職の際には、中級以上が望ましいでしょう。
また、初級だけ持っている場合も中級に挑戦する意思を伝えやる気をアピールしましょう。
食品表示検定のメリット、持つと有利な業界・職種はある?
一番のメリットは、自分自身や家族のために安全な食品を選ぶことができるようになることでしょう。専門的な知識を得ることで、普段何気なく食べている食品の見た目や味に騙されなく本当の姿を知ることができます。
また、食品業界に携わる人にとって、専門的な知識は日頃の業務にも役立ち、仕事のスキルアップや、顧客との質問にも答えられることで自身のモチベーションも上がります。
就職や転職活動の時も食品表示診断士の資格を採用条件や昇給条件とする企業も増えてきているので有利に進めたり、給料アップも見込めるでしょう。
また上級にもなると、公的機関やコンサルタントなど相談を受ける方々にも活用できるようになります。
他にお勧めの資格はありますか?
食品に安全に関係するお勧めの資格は
・食品表示管理士検定
・食品衛生管理者
・食生活アドバイザー
・フードコーディネーター資格
・食品安全検定
・管理栄養士
・ヘルスフードカウンセラー
まとめ
いかがでしたか?
普段食べているものだからこそ、安全・安心に食品を選ぶことができるのは、生きる上で大変不可欠なものだと思います。受験しようと迷っている人がいたら、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
検討を祈ります。