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食品衛生責任者ってなんですか?国家資格ですか?
食品衛生責任者は、飲食店での営業や開店、食品製造や加工に携わる際、必ず持っていなければならない公的資格です。
公的資格ですが、国家資格に準じ官庁や大臣が認定しているものです。
この資格を持っている人が必ず一人は店舗にいないといけません。
その役割は消費者に安全な役割な食品を提供することです。
具体的には、設備の衛生確認、スタッフの健康管理、手洗いや清掃や衛生管理表の作成・管理、食材の保管や加熱方法のチェックなどがあります。
さらに、衛生管理が怠っている場合、営業者に改善するよう意見を述べる必要もあります。
衛生管理ができていない場合、食中毒の危険性があり、営業停止の事態にもなりかねません。常に食品衛生に関する新しい知見の習得に努め、責任のある仕事です。
食品衛生責任者になるには、
資格者養成講座
・食品衛生学
・食品衛生法
・公衆衛生学
以上3つの教科を約6時間程度の講習を受講し、最後に試験に合格すればなれます。
講習をしっかり受講していれば、テキストから問題が出るのでほとんどの人は合格できるレベルです。比較的簡単な試験と言えるでしょう。
合格できない場合補習があります。
また、都道府県および政令指定都市によっては、受講者を「17歳以上」「現役高校生不可」としてなど制限しているところもあるので自分が講習受ける地域の情報を確認してみましょう。
その他の方法として、
- 調理師
- 栄養士
- 製菓衛生士
- 船舶料理士
- と畜場法に規定する衛生管理責任者
- と畜場法に規定する作業衛生責任者
- 食鳥処理衛生管理者
- 食品衛生管理者または食品衛生監視員の資格要件を満たす者
- 医師
- 獣医師
- 歯科医師
- 薬剤師
- 大学で所定の単位を取得している者
以上の資格を持っている人は講習を免除され保健所などで申請だけすれば取得可能です。
「食品衛生責任者」と「食品衛生管理者」はどうちがうのですか?
食品衛生責任者と食品衛生管理者、名前は似ていますがどうのように違うのでしょうか。
まず、
食品衛生責任者は各都道府県の保健所が管轄する公的資格
食品衛生管理者は厚生労働省管轄の国家資格
となっており管轄する場所が違います。
また、
食品衛生責任者は基本的にすべての飲食店やコンビニなど食品を取り扱う施設に必要な資格で
食品衛生管理者は、食肉・乳・魚などの、製造や加工などの食品を製造する工場で労働安全のため配置が義務付けられている資格です。
普通の飲食店であれば、食品衛生管理者の資格は必要ではありません。
なお、食品衛生責任者と食品衛生管理者は兼任できます。
食品衛生責任者の資格検定のメリット、持つと有利な業界・職種はある?
飲食店での開業を目指している人にとってはなくてはならない資格でしょう。
1日だけの講習を受ければこの資格をとることが可能なのでわざわざこの資格を持っている人を雇う人は少ないでしょう。
この資格があるからといって転職に有利になることはありませんが、飲食関係に勤めたいと思っている人やこれからキャリアアップしたい人は持っていて損はないでしょう。
講習での知識は飲食店に勤めるなら役に立ちます。
また、仕事とは関係ない主婦の人も食中毒の専門的な知識は家庭でも大きく役にたちます。近年、PTAのバザーの行事などで食べ物を扱う際にはこの資格を持っていないと出店できない学校も多くなってきました。
主婦の人も持っていたら大いに役に立つでしょう。
まとめ
食品衛生責任者は、私たちが外食する際に安心して食事ができるために必要な人でした。
1日で国家資格に準じる資格と知識が得られるのなら挑戦してもいい資格ですね。
検討を祈ります。