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色彩に関する資格は、それぞれ強みや特色、身につく知識が異なります。また、資格によって出題範囲や傾向が異なるため、それに合わせた準備が必要になります。漠然と色に関係する資格を取りたいと思っている方は、まず自分が進みたい方向や、資格に求めることを
明確にした上でどの資格を受験するかを決めましょう。
カラーコーディネーター検定試験の概要
色の性質・特性など、色彩の知識を身につけることで、たくさんある色の中から微妙な色の違いを見極め、効果的に色をコーディネートするのがカラーコーディネーターの仕事です。
「自分らしさ」を表現する手段や「商品を選ぶ基準」として、配色は大切な要素。ファッションや化粧品業界はもちろん、ネイル、ブライダル業界、インテリア、出版・広告・Web業界と、さまざまな舞台で色彩のスペシャリストがたくさん活躍しています。仕事に役立つ実践的な色彩の知識を学ぶことができる、それがカラーコーディネーター検定試験®です。
色彩検定と並んで知名度が高いカラーコーディネーター検定試験は、東京商工会議所によって年2回、6~7月頃と10~11月頃に実施される検定試験です。カラーコーディネーター検定試験は専門的・理論的な内容を含み、会社で工業デザインに関わる方の受験も多い資格です。カラーコーディネーター試験は、基礎的な色彩の知識を問う「アドバンス」と、ビジネスに役立てる専門的知識が必要な「スタンダード」にクラスが分かれています。記入はすべてマークシート形式で、アドバンスの合格率は約50%、スタンダードの合格率は約70%となっています。
○エクセル
カラーコーディネーター検定試験のおすすめ参考書
カラーコーディネーター検定試験Ⓡアドバンスクラス公式テキスト
2021年度からIBT(インターネット経由での試験)に試験方式が変わり、受験しやすくなったカラーコーディネーター検定試験Ⓡアドバンスクラスの公式テキスト!
本書はスタンダードクラスの知識に加え、カラーコーディネーターが扱うさまざまな製品分野の色彩を対象とした場合に必要となる、さらに高度な専門知識や色彩とデザインの歴史的動向、さまざまな製品分野の実務を扱った「アドバンスクラス」の公式テキストです。理論だけでなく、幅広い実務で使える知識が習得できるようにビジネスや生活上で色が活用されている事例を幅広く掲載し、図や写真でビジュアルにわかりやすく解説しています。
カラーコーディネーター検定試験Ⓡスタンダードクラス公式テキスト
2021年度からIBT(インターネット経由での試験)に試験方式が変わり、受験しやすくなったカラーコーディネーター検定試験Ⓡスタンダードクラスの公式テキスト!
本書は初学者やプロのカラーコーディネーターを目指す人のための、色の表現方法など日常から見た色彩に関する基礎知識を理解することを目的とした「スタンダードクラス」の公式テキストです。ビジネスや生活上で色が活用されている事例を幅広く掲載し、図や写真でビジュアルにわかりやすく解説しており、学びやすい工夫がされています。
スピード合格! カラーコーディネーター【アドバンスクラス】テキスト&問題集
2020年6月より、カラーコーディネーター検定が新しくなりました。本書はアドバンスクラスに準拠し、色彩の初学者でも独学で一発合格できるよう、わかりやすく解説。イラスト、図版、写真などを豊富に用いていますので、ビジュアル的に理解することができます。各章末には、その章で学習したことを復習できる「演習問題」を掲載。さらに巻末には実際の試験を想定した「実力チェックテスト」を掲載しました。
スピード合格! カラーコーディネーター【スタンダードクラス】テキスト&問題集
2020年6月より、カラーコーディネーター検定が新しくなりました。本書はスタンダードクラスに準拠し、色彩の初学者でも独学で一発合格できるよう、わかりやすく解説。イラスト、図版、写真などを豊富に用いていますので、ビジュアル的に理解することができます。
各章末には、その章で学習したことを復習できる「演習問題」を掲載。
さらに巻末には実際の試験を想定した「実力チェックテスト」を2回分掲載しています。
別冊ではしっかり覚えておきたい重要図版をピックアップして紹介しています。出先やすきま時間の学習に役立ててください。
さらに、後半では試験で問われやすい内容を一問一答で紹介。付属の赤シートを使って復習できます。
カラーコーディネーター検定試験のメリット
カラーコーディネーターは、特定の専門学校の卒業や資格取得の必要はありませんが、カラーコーディネーターの専門性を生かして働く業界は多岐に渡るため、ニーズも多種多様です。カラーコーディネーター検定は、製品デザイン・プロダクト開発や環境色彩などより広範囲な分野をカバーしています。
近年、「色」の効果や重要性が広く一般的に認知されるようになり、カラーコーディネーターのように色彩に専門性の知識を持つ人材が、様々な分野で活躍できるようになってきました。特に最近では、「ユニバーサルデザイン」という、個人差や国籍の違いなどに関わらず「すべての人が使いやすいように設計されたデザイン」が注目を集めています。誰にとっても見やすいように工夫されたデザインは、公共施設の看板やディスプレイ、ポスターやCM、日用品などあらゆる場所で求められます。多くの人々が暮らしやすい世界を実現するために、「色」の知識は多くの現場で役立てられることでしょう。
カラーコーディネーター検定試験はどんな人におすすめ?
・ファッションをおしゃれにコーディネートしたい人
・インテリアをおしゃれにコーディネートしたい人
・効果的なプレゼンテーションをしたい人
・各種デザインを手掛ける人
・環境色彩に興味のある方
カラーコーディネーター検定試験のまとめ
今回の記事で紹介した参考書からご自身にあったものを見つけて、ぜひ資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょう!