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駐車監視員について、興味のある方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
駐車監視員とは、警察署長の委託を受けた法人の下で、地域を巡回し、車や自転車の駐車・駐輪が禁止されている場所で違法な駐車の確認や確認標章の取付けなどの仕事を行う人のことであり、法律上の資格が必要とされます。
今回の記事では、駐車監視員について、おすすめの参考書などをご紹介します!
駐車監視員の概要
駐車監視員は、みなし公務員という位置付けで、駐車監視員の管轄は各都道府県警察本部の交通課となります。2006年に道路交通法が改正されたことにより登場しました。あくまで「みなし」なので正式な公務員ではありませんが、駐車監視員の仕事をしているあいだは公務員と同等とみなされます。駐車監視員の資格の取得には、講習を受講し修了考査に合格する「駐車監視員資格者講習」と、一定の経歴に基づいて認定考査を受ける「駐車監視員資格者認定」があります。
資格 | 受講資格 | 内容 | 時間 | 受験料(税込) |
駐車監視員資格者講習 | ・学歴等に制限はなく誰でも受験できる ・18歳以上の人 |
【第1日】 ・駐車問題と交通警察 ・交通警察の基礎知識 ・違法駐車取締りと確認事務の民間委託のための仕組み ・駐車監視員制度の概要 ・道路の基礎知識 ・車両の基礎知識 ・交通規制の基礎知識 ・放置車両の意義 ・駐車に関する道路交通法の規制 【第2日】 ・放置車両の意義 ・駐車に関する道路交通法の規制 ・放置車両の確認等の実施要領等 ・放置車両確認時の留意事項 ・誤りやすい違反種別の認定要領 駐車監視員の責任 【第3日】 修了考査 50問 |
【第1日】7時間 【第2日】7時間 【第3日】1時間 |
20000円 |
駐車監視員資格者認定 | ・「道路交通法関係法令」規定の違反取締りに関する事務に従事した期間が、通算して3年以上である者 ・確認事務における管理的、または監督的地位に あった期間が通算して5年以上である者 ・前各項目に掲げる者と同等の経歴を有する者 ※主に警察関係者などが受講する |
認定考査 50問 (講習修了考査と同程度の内容) |
1時間 | 4500円 |
駐車監視員のおすすめ参考書
駐車監視員資格者必携
違法駐車取締りのハウ・ツーが一冊にまとめられ、すべての警察官、交通巡査員及び、駐車監視員必携の実践的解説書となっています。駐車監視員が放置車両の確認等を実施する際の実施要領を違反種別ごとに解説。実務の現場で即対応できるような内容構成としています!
携帯用確認の手引き
駐車監視員から警察官まで違法駐車を正しく確認するための必携の書!放置駐車違反の種別ごとに様々な事例を掲げ、違反態様入力事項と確認時の留意事項や違法駐車の確認時に必要となる標識や法定駐停車禁止場所等の見方を掲載しました。
18+2ポイントで知る新しい駐車取締り―放置違反金制度と違法駐車取締り関係事務の民間委託制度
放置違反金制度と違法駐車取締り関係事務の民間委託制度のポイントを20項目に分類し、法解釈・運用について平易な表現で、チャート・図表を多用しながら解説しました。さらに、イメージ付けしていただくため、新制度の概要を4話のマンガにして登載。また、理解度をチェックするための設問30問により、新制度を完全マスターできるよう編集しました!
駐車監視員のメリット
駐車監視員としての仕事は公共性が高く、違反車両を取り締まるという業務はとてもやりがいのある仕事だと言えるでしょう。また、講習を受講すれば誰でも取得でき合格率は70%ほどです。求人は都心に多く、給与も決して低くなく、再就職にはおすすめの国家資格です。
駐車監視員はどんな人におすすめ?
・取り乱さずに落ち着いた対応ができる自信がある人
・業務中に知り得た情報を口外しないなどのルールを守れる人
・精神力の強い人
・体力がある人
駐車監視員のまとめ
駐車監視員は違法駐車に対して警察官と同じ業務にあたることから「みなし公務員」という位置付けになります。時には対応に難しい場面に出くわすこともあるかもしれませんが、仕事中は2人以上1組で行動するので安心です。さらに、駐車監視員の仕事は違反車を取り締まることで、人々の安全を守る公益性の高い仕事と言えるでしょう。
駐車監視員の仕事に興味を持った方や転職を考えている方は、ぜひ資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか!