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FASS検定(経理・財務スキル検定)は経済産業省が開発した「経理・財政サービス・スキルスタンダード」をベースに米国テスト理論を取り入れることで、経理・財務分野における客観的な実務知識・スキルの習得度を測る検定試験です。
今回の記事では、FASS検定について、おすすめの参考書などをご紹介します!
FASS検定(経理・財務スキル検定)の概要
FASS検定は日本CFO協会が、経理・財務サービスにおける実務能力の測定を行うことを目的として実施する検定です。
資産・決算・税務・資金の4つの分野ごとの評価も行われるため、自分の課題を見つけやすいという特徴があり、評価は合否ではなく、A〜Eの5段階で行われます。
レベル | スコア | 時間 | 受験料(税込) |
A | 689点〜 | 試験本体90分 | 一般 11000円 |
B | 641点〜688点 | ||
C | 561点〜640点 | 日本CFO協会法人会員 8800円 | |
D | 441点〜560点 | ||
E | 〜440点 | ||
レベル | 正答率 | 時間 | 受験料 |
Green | 80%〜 | オプション科目30分(任意受験) | |
Yellow | 60〜79% | ||
Red | 〜59% |
FASS検定(経理・財務スキル検定)のおすすめ参考書
経理・財務スキル検定 公式学習ガイド・問題集(2023年度版)
FASS検定ではどのような問題でどのようなスキルを評価しているのかを知りたいという受験者の要望に応えるために、FASS検定を行っている日本CFO協会が用意している公式問題集です。
全ての問題に解説がついているため、経理・財務に対する理解を深めるのに最適です!
2023年度版では、電子帳簿保存法や消費税インボイス制度などを新たに加えており、更なるスキルアップを望むことができます。
経理・財務スキル検定™(FASS)テキスト&問題集
FASS検定の初学者でもわかりやすい記述の解説や理解度の確認のための例題がふんだんに盛り込まれたテキストです。
1章では資産、2章では決算、3章では財務、4章では資金について細かく説明され、巻末には100問の練習問題が収録されているため、試験前の実力チェックが可能!
2022年の税制変更による試験範囲変更に合わせた最新版です。
キャリアアップを目指す人のための「経理・財務」実務マニュアル 上
キャリアアップを目指す人のための「経理・財務」実務マニュアル 下
FASS検定に準拠し、経理内容を「業務の流れ」「会計」「税務」「内部統制」の4つの視点から解説。
FASS検定Bクラス以上に対応しており、上巻、下巻で分かれており、上巻404ページ、下巻380ページと情報量が多く、FASS検定で高評価であるB、Aクラスを狙う方におすすめの一冊です!
会社「経理・財務」の基本テキスト
「経理・財務サービス・スキルスタンダード」をベースにして、経理・財務業務に必要な知識や手続をわかりやすくコンパクトにまとめ、さらに「参考」として内部統制報告制度の概要を解説しています。
経理・財務の業務について、簿記や会計・税法等の制度面からだけでなく、管理や手続まで含めた「現場の仕事」としての全体像を把握することができます。
また、本書とは別にステップアップ編も存在しており、本書で得た知識をさらに深めることが可能です!
FASS検定(経理・財務スキル検定)のメリット
FASS検定を受けることによって、経理・財務分野における自分の実務能力や知識を客観的に測ることができ、資産・決算・税務・資金といった分野ごとの評価も出るため、自分の課題を見つけやすく、経理・財務に関わる業務に対する理解を深めるための道標となってくれると言えるでしょう。
FASS検定はどんな人におすすめ?
・経理・財務部門の定型的実務に従事されている方
・これから経理・財務部門に従事しようとしている方
・将来の経営幹部を目指す方・
FASS検定のまとめ
今回の記事では、FASS検定について、おすすめの参考書をご紹介しました。
ご自身に合った参考書を見つけ、経理・財務に関する業務への理解を深めることで、キャリアアップを図ってみてはいかがでしょうか。