溶接管理技術者について興味のある方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
今回の記事では、溶接管理技術者について、おすすめの参考書などを紹介します!
溶接管理技術者の概要
溶接管理技術者は、一般社団法人日本溶接協会が主催する資格試験です。階級は、特別級・1級、2級の3種類があります。
級 |
内容 |
時間 |
受験料(税込) |
特別級 |
【筆記試験I】 (1単位) ※試験内容は1級溶接管理技術者筆記試験と同一 溶接法、溶接機器、溶接冶金、溶接材料、溶接力学、 溶接設計、溶接施工及び管理、安全衛生、試験検査 【筆記試験II】 (下記4分野について各4題、分野それぞれ1単位) 「材料・溶接性」 「設計基礎」 「施工管理」 (フレームおよびベッセル部門) 「溶接法・機器」 【口述試験】 ※筆記試験に合格後、受験条件を満足した者のみ受験可能 |
【筆記試験I】 2時間30分 【筆記試験II】 2時間 |
【筆記試験】 26,400円 (筆記試験IおよびIIを受験) 13,200円 (筆記試験IIのみ受験) 【口述試験】 27,500円 |
1級 |
【筆記試験】 溶接法 溶接機器 溶接冶金 溶接材料 溶接力学 溶接設計 溶接施工及び管理 安全衛生 試験検査 【口述試験】 ※筆記試験に合格後、受験条件を満足した者のみ受験可能 |
【筆記試験】 2時間30分 |
【筆記試験】 13,200円 【口述試験】 22,000円 |
2級 |
溶接管理技術者のおすすめ参考書
溶接・接合技術入門
2級研修用テキストとして利用されている電子書籍です。共編者:一般社団法人溶接学会・発行所:産報出版株式会社の協力の下、一般社団法人日本溶接協会が独自にキーワード解説・動画、検索機能等の付加情報を追加して、溶接管理技術者評価試験を目指す方の自習教材として、制作・公開しています。
溶接管理技術者のメリット
溶接管理技術者は建設業や製造業などといった多くの分野でニーズがあり、職場によっては有資格者の在籍が義務付けられていることもあります。
少子高齢化に伴う熟練技術者の不足によって、今後もニーズは高まっていくことが予想されます。
官公庁が発注する工事や認定工場には、溶接管理技術者の資格を持つ人が常駐することが要求されます。つまり、資格を持つことで官公庁発注の工事を請け負う企業への転職が有利になります。溶接技術が必要な仕事は多く、多くの産業分野で活躍できる可能性を秘めています。
1級資格の取得者であれば、基礎的な溶接作業や関連業務についての監督と指導、施工記録書の作成や現場管理が可能です。さらに、特定技術に基づく施工や管理にも携われます。
溶接管理技術者はどんな人におすすめ?
・理⼯系⼤学院や理⼯系⼤学・短期大学を修了した人
・⼯業⾼等専⾨学校や工業高校を卒業した人
・工業系の資格を取得して手に職をつけたい人
溶接管理技術者のまとめ
溶接管理技術者は研修会が行われているなど、勉強時間もある程度とる必要があるでしょう。ですが一部の現場では資格保有者が必須となるため、取得して損はない資格です。
ぜひ資格取得にチャレンジしましょう!