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2023年度の宅建士試験に挑戦予定のパート主婦です!
週末に振り返りの記事を書いているのですが、短期的な視点と長期的な視点では変わる物もあると思い、今回新しく記事を書きました。
完全に未経験&知識もないところから「宅地建物取引士」という資格を目指した理由や、3ヶ月の勉強を経て感じたことをまとめていきます。
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1.完全に未経験&知識ゼロから国家資格の取得を目指す
まずは、スタートの頃の気持ちから振り返りたいと思います。
∟動機は専業子育て主婦にありがちな『焦り』だった
宅建士の資格取得を目指した、そもそもの理由は『焦り』でした。
子供を保育園に入れるきっかけとしてパートを始めましたが、家から1キロ歩かないかの職場です。
出産を機に前職のパートも退職していた自分の生活圏内が、すっかり家の近所で固定されていました。
これから子供が幼稚園、小学校とステップを重ねていく中で、果たして自分はどのような親になっていくのか…。
家事育児に専念することも大切だと思いますが、それだけではストレスが溜まってしまうこともよくわかっていました。
その打開策として考えたのが「手に職」につながるであろう国家資格の取得だったのです。
∟国家資格を目指すことについての周りの評価
国家資格の取得を目指すこと。それ自体、専業子育て主婦だった自分にはとても大きな決断でした。
しかし、夫や周囲の人に話してみると「そうなんだ」くらいで会話は終了します。
このギャップには正直、かなり驚きました。
例えばこれが「大学入試を受けたい」とか「起業したい」とかなら、もう少し反応が変わるかもしれませんよね。金銭的にも、向こう何年という予定が関わってきますから、当然です。
しかし、「国家資格に挑戦する」のは、そこまでハードルが高いことではありませんでした。
行動してみて初めて分かることでしたが、自分にとってどれだけ大きな決断でも他人がどう受け取るかまでは分かりません。
そして挑戦する資格が「民間資格」ではなく「国家資格」であることも、この反応の理由の一つだったでしょう。
∟数ある国家資格で宅地建物取引士を選んだ理由
国家資格、しかも未経験の主婦におすすめなものは他にもありますよね。
個人的には簿記やファイナンシャルプランナー(FP)などの方が、主婦層に人気だと感じています。
FPは3級を既に取得しており、簿記は独学で進めていたことがあります。
どちらも2級あたりまで極めてもいいと思いましたが…新しいことを一から学んでみたいという気持ちが勝ちました。
ちょうど夫の仕事関係で不動産会社の方とお知り合いになったということもあり、業界への挑戦の足がかりになればと思っています。
2. 完全に未経験&知識ゼロからの勉強方法
続いて、未経験からの勉強方法についてです。
想像していたものとのギャップなどを詳しく振り返りたいと思います。
∟独学を早々に諦めた
完全未経験&知識ゼロからの国家資格挑戦にあたって、まず捨てたのが「独学」という選択でした。3月から通信講座のフォーサイトさんを利用して学習を進めています。
自分の学習+記事作成のための情報収集を続けていて分かったことですが、宅建士試験には独学で挑む人が多いようです。インターネットの普及により有料の通信講座以外でも情報収集が可能になったからなのかもしれません。
「リベンジ組」という言葉もよく耳にしますが、そのほとんどが「過去は独学→現在は何かしらの講座を受講中」というパターンが多いように見受けられました。
最初から通信講座に頼ったのは、もしかしたら英断だったのでは…と思っています。
もちろん、講座との相性もあるので一言には言えないかもしれませんが…。
∟未就学児の子育て専業主婦が勉強をするためは
フォーサイトさんの教材を見たときに感じたのは「これだけ充実した教材があれば楽勝なのでは?」というプラスの感情でした。
しかし、実際に勉強を始めてみると、いくら教材が充実していてもそれを使いこなす学習ができなければ意味がないと悩むようになります。
まず未就学児の生活リズムはまだまだ安定しません。保育園に無事に登園しても、お迎えの電話がかかってくる。気分によってご飯やお風呂、寝かしつけに時間がかかってしまう。
家族構成や部屋の間取りなど、家で学習できない理由を挙げればキリがありません。
その分、この環境下で勉強をするためのやる気を、自分自身が失ってはいけない。
環境のせいで「できない」というのはとても楽です。
それをいかに乗り越えるかが、実際に資格試験に合格することよりも遥かに重要なポイントに感じました。
∟大人になってからの学びについて
子供の頃は、少なくとも大学を卒業したらもう勉強をする必要がないと思っていました。
実際には、日々の暮らしや育児など、知らないことが多く「勉強しなくてもいい」ということはありません。でも、確実に「教科書を開いて机に座って勉強をする」という機会は無くなっていました。
そんな中で新しく「教科書を開いて机に座って勉強をする」ということをしてみると、驚くほど新鮮で楽しく感じられました。
日常に飽きや閉塞感を感じられている人には、新しいことを学ぶことを薦めたいと思うような経験になっています。
3. 宅地建物取引士の勉強を3ヶ月続けて思ったこと
∟国家資格で宅建士を選んだことの疑問が沸々と湧いてくる
最初の頃はとても意気揚々と「新しいことを学んでいる!」「この資格をきっかけにまたバリバリ働けるようになるかもしれない!」という気持ちでいっぱいでした。
しかし、この3ヶ月間で周りからの反応が思ったほどなかったことや、資格を取っても仕事がないなどの反応を見つけてしまい「どうしてこんな無謀な挑戦を始めてしまったのだろう」と思うことも多々ありました。
このような「なぜ」と向き合い続けるのも、資格勉強の課題の一つかもしれない、と思うようにしています。
∟目の前の家事育児「以外」に目を向けられる楽しさ
娘が家にいる間は、とにかく「母親」の役割から外れることができませんでした。
しかし「国家資格取得の勉強のため」という大義名分を手に入れ、保育園にも通わせることができるようになりました。
それによって目の前の家事育児「以外」にも目を向ける余裕が出て、積極的に時間を取れるようになってきます。
解放感があり、毎日バタバタと忙しなく「母親」をやっていた頃よりも、ちょっとだけ「いい大人」になれている気がします。
∟行動をするだけでは変わらない。でも変わる。
この3ヶ月で私がやったことは
・国家資格に挑戦すると決めて、行動に移したこと
・大人になってからゼロから勉強し始めたこと
の二つです。
宅建士の合格ラインから見た学習の進捗度はまだまだで、私自身は(パートしてるけど)専業子育て主婦のまま。
それだけでも、妊娠〜子育ての中でどんどん狭まってしまっていた世界に、一つ突破口が見えたような気がしています。
アラサー主婦の宅建挑戦日記・番外編「未経験から宅建取得を目指して3ヶ月が経ちました」のまとめ
今回は宅建挑戦を始めてから3ヶ月の振り返りとして記事を書いてみました。
目の前のことだけに集中することも大切ですが、それだけを続けていくと時々「がんばれていない、何者でもない自分」がデフォルトに設定されてしまいます。
そういう時に、長期的な目線で自分の変化を見るようにしています。
今回もこの記事を書いたおかげで改めて気づくことができたことがたくさんありました。
これからも宅建挑戦の中での気づきを見つけて、まとめていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。