美術の勉強をする際、自分の能力を測ることができるのが美術検定です。
今回の記事では美術検定におすすめの参考書を紹介します。
美術検定の概要
美術検定は一般社団法人美術検定協会が行なっている資格です。4級から1級までの4段階です。美術検定の問題は美術史問題と実践問題、知識・情報の活用問題で構成されています。実践問題は2級以上です。4・3・2級に受験資格はないですが、1級は美術検定2球取得者のみが受験することが出来ます。
概要 | 合格基準 | 試験時間 | 受験料 | 受験資格 |
4級 – 西洋美術・日本美術の基礎知識として、代表的な作品や作家を知る | 正答率約60% | 45分 | 3970円 | なし |
3級 – 西洋美術・日本美術の基礎知識に加え、動向や形式など美術史に関 わる概念を理解し、歴史的な流れを知る |
正答率約60% | 60分 | 6110円 | なし |
2級 – 美術に関する幅広い知識を持ち、美術史に関わる様々な概念を理解 する。また美術鑑賞の場の役割や現状を理解する |
美術史問題・実践 問題それぞれ約60% |
美術史問題60分 実践問題30分 |
7950円 | なし |
1級 – 美術に関する幅広い知識・情報をもとに、美術作品や美術をめぐる 動向について自身で解釈・思考ができる |
一定の基準に達する | ー | 9990円 | 2級取得者 |
美術検定のおすすめ参考書
この絵、誰の絵? 100の名作で西洋・日本美術入門
美術に親しむ入口はまずはこの本からがおすすめです。美術は予備知識を得ることによって、作品をより楽しむことが出来ます。この本は日本の有名な100枚作品の作者が誰であるかを当てるというゲーム感覚で武術を楽しむことが出来ます。美術検定4級の公式テキストの位置付けになっているため4級受験を目指す方にもおすすめです。
西洋・日本美術史の基本 美術検定1・2・3級公式テキスト
カラー図版で美術の大まかな流れを掴む、美術史のストーリーを読み解く、各時代の要点やコラムをまとめの三部構成になっています。自分の学びたいことやレベルに合わせてようこともできます。この本は1・2・3級の公式テキストを兼ねています。
続 西洋・日本美術史の基本 美術検定1・2級公式テキスト
このテキストは「改訂版西洋・日本美術史の基本」の続編です。年表型式で美術史の流れを学び、要点解説やチャートで各時代の美術史を深め、西洋日本以外の地域の美術史や現代の美術を知ることが出来ます。「改訂版西洋・日本美術史の基本」と合わせて使うことで1・2級受験対策になります。
新・アートの裏側を知るキーワード
この本は美術館やアートに関する干環境や制度、歴史などが分かりやすくまとめられています。アートの仕事と展覧会の裏側についてキーワードごとに記載されています。美術検定1・2級の対策書籍としても活用することが出来ます。
知る、わかる、みえる美術検定2級問題応用編:intermediate
美術検定2級で問われる美術史に関する知識と美術の環境についての知識が網羅された本です。美術検定で禍根出題された問題で構成されています。また、ビジュアルで学習ポイントがわかるようになっているので学習が進めやすくなっています。
知る、わかる、みえる美術検定3級問題基本編:basic
美術の歴史の基本的な内湯を」問題を解くことによって学ぶことができる問題集です。美術検定3級受験の対策だけでなく、美術の基本を学ぶことが出来ます。問題を繰り返し解くことで効率的に美術史の基本的な知識を得られます。
知る、わかる、みえる美術検定4級問題入門編:introduction
西洋・日本の名作を楽しみながら覚えることができ、初心者の方のための一冊です。日本や西洋の代表的な美術作品をテーマごとに知ることが出来ます。本には練習問題もついているので自分の実力を測れます。
西洋・日本美術史の年表一目瞭然!美術の流れ
西洋美術史と日本美術史上の出来事の年表、様式や人物の詳細を時代の流れと図版で見ることが出来ます。美術検定の副読本としてもおすすめの本です。
美術検定のメリット
美術検定に合格するとアートの現場で活躍することが出来ます。美術館や画廊のギャラリーガイドなどスタッフとしてアートの現場で優遇される場合があります。また、合格者は「応援施設」にて特典を受けることが出来ます。
美術検定はどんな人におすすめ?
美術を好きな人、知識を深めたい人、美術に関する仕事をしたいと考えている人におすすめの資格です。
美術検定のおすすめテキストまとめ∑
今回の記事で紹介した美術検定は美術の学習をしている方におすすめの資格になっています。おすすめの参考書から自分に合った参考書を探してみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。