「林業に携わる上で必要になる資格を取得したい」

「木材などを取り扱う会社で役立つ資格が欲しい」

 

このような方におすすめなのが「林業架線作業主任者」という資格です。

本資格は、安全に林業架線作業が行えるように現場の監督を行う際に必要となる国家資格です。

 

本記事では、林業架線作業主任者の合格を目指す上でおすすめの参考書をご紹介していきます。

 

林業架線作業主任者試験について

林業架線作業は、山で伐採した木を山から運び出す作業のことです。この時、木材を運ぶために山の斜面に運搬用の装置を設置する必要がありますが、この組立てや解体、木材の運搬作業一連の監督を行うために必要となるのが林業架線作業主任者という資格です。

 

山の斜面での作業は危険を伴うため、林業架線作業主任者の選任が義務付けられています。さらに、林業人口自体が低下傾向にあるため、林業や木材に関係する仕事をする場合は取得しておくと役立つ資格です。

 

それでは、林業架線作業主任者試験の概要に関して以下にまとめていきます。

 

資格名 林業架線作業主任者
受験資格 なし
試験方式 五肢択一式
問題数 各科目10問ずつ
試験時間 3時間
受験料 6,800円
合格基準 各科目40%以上の得点、かつ総得点の60%以上の得点
試験科目 ・機械集材装置及び運材索道に関する知識

・林業架線作業に関する知識

・関係法令

・林業架線作業に必要な力学に関する知識

 

林業架線作業主任者では特に受験資格は設けられていないのでどなたでも受験することができます。

 

試験は、五肢択一式で出題され、各科目10問ずつで計40問出題されます。試験時間は全部で3時間です。

 

試験科目は、「機械集材装置及び運材索道に関する知識」、「林業架線作業に関する知識」、「関係法令」、「林業架線作業に必要な力学に関する知識」の4科目です。

 

合格基準は、各科目40%以上の得点、かつ総得点の60%以上の得点となっているので、この基準を超えると合格となります。

 

続いて、林業架線作業主任者の合格率を見てみましょう。

 

林業架線作業主任者試験の合格率

2021年 2020年 2019年 2018年 2017年
合格率 53.4% 86.7% 61.9% 61.2% 59.2%

 

林業架線作業主任者の合格率は、2020年は若干高くなりましたが、それ以外の年では60%程度となっています。

 

林業架線作業主任者試験の対策ポイント

上記項目で見たように、林業架線作業主任者の合格率は60%程度で、難易度としては比較的易しい部類に入ります。

 

それでは、林業架線作業主任者試験の対策ポイントを見ていきましょう。

 

林業架線作業主任者の対策としては、過去問中心で進めるのが一般的です。試験では過去問の類似問題が出題されがちなので、過去問集などを使って勉強すると効率的です。

 

また、林業架線作業主任者試験では、科目免除制度が設けられています。大学や専門学校で力学に関する学科や講座を修めていれば免除を受けられます。1科目減るだけでかなり負担が軽減しますし、免除対象となる方も多いかと思いますので、一度確認してみることをお勧めします。

 

林業架線作業主任者試験のおすすめ参考書

それでは、林業架線作業主任者試験の対策におすすめの参考書をご紹介します。

 

1.林業架線作業主任者 過去問題・解答解説集

TAKARA license
出版社 ‏ : ‎ TAKARA license、出典:出版社HP

 

令和4年から過去8年分の過去問を収録した過去問集です。過去問の類似問題が出題されやすい林業架線作業主任者試験では、過去問集を使った対策がおすすめです。毎年刊行されているので、法改正などがあっても対策しやすいです。

 

林業架線作業主任者試験のおすすめ参考書のまとめ

ここでは、林業架線作業主任者試験のおすすめ参考書をご紹介しました。

 

林業架線作業主任者は、選任が義務付けられる国家資格のため、林業に関する仕事をする上で役立つ資格です。

 

ぜひこの機会に林業架線作業主任者の受験を検討してみましょう。