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司法書士とは
司法書士とは国家資格であり、専門的な法律知識に基づき、不動産(土地、建物)の登記、商業・法人の(会社設立、役員変更等)登記の申請、裁判所・検察庁・法務局等に提出する書類の作成等、幅広い業務を通じて、私たちの「権利と財産」を守る、私たちに身近な法律家のことを言います。
要するに、司法書士の主な仕事内容は、会社設立などの商業登記、土地・建物の売買の際の不動産登記などの登記業務です。
現在、全国で約2万人の司法書士が活躍しています。
司法書士のテキスト選びのポイント
文章のわかりやすさと丁寧さ
司法書士のテキスト選びのポイントの1つは文章の分かりやすさと丁寧さを挙げられます。参考書を使って独学で合格を目指すときに、参考書の文章が理解できないと、資格試験の合格は絶望的です。
あなたにとってわかりやすい文章で書かれている参考書を選ぶことが非常に重要です。
特に、文章の特徴や長さ、言葉遣いなどには、人によって相性があります。
あなたが理解しやすい文章で構成されている参考書を選びましょう。
丁寧さも非常に重要なポイントです。
あまりに無愛想な文章では、誤った理解をしてしまうこともあり得るでしょう。
色使いやイラストの量など、どの程度丁寧に記されているのかは参考書のレベルや筆者によってまちまちです。
つまり、どのくらい丁寧に記されていれば、あなたが理解できるのかを図りながら、参考書を選びましょう。
試験内容
「憲法」「民法」「商法(会社法・その他の商法分野に関する法令)」「刑法」「民事訴訟法」「民事保全法」「民事執行法」「司法書士法」「供託法」「不動産登記法」「商業登記法」の合計11科目の試験に合格する必要があります。
特に、「不動産登記法」「商業登記法」においては記述問題が1問ずつありますが、残りの問題はマークシート方式です。
筆記試験に合格した人は、別日に口述試験を受験しなくてはなりません。
これらに合格すると、晴れて司法書士になることができます。
司法書士おすすめのテキスト
おすすめするテキスト・参考書は、「司法書士 山本浩司のautoma system」「司法書士 合格ゾーンテキスト」「うかる!司法書士記述式答案構成力商業登記 基礎トレーニング編」「うかる!司法書士 必出3300選」「ゼロからスタート!海野禎子の司法書士1冊目の教科書本(KADOKAWA)」「司法書士 スタンダード合格テキスト」の6種類です。
司法書士 山本浩司のautoma system
司法書士 山本浩司のautoma systemシリーズは、科目別が11冊、記述式が2冊、総集編が1冊の合計14冊、オートマ過去問は全9冊で構成されています。
これらに共通することは、暗記することを目指すのではなく、基本を確実に理解させる構成になっていることです。
講義形式で書かれていることも大きな特徴で、非常に読みやすく、読者が抱くであろう疑問に関しても網羅されています。
なぜそうなるのかといった理由が細かく記されているので、この参考書をこなすことで、司法書士試験に必要な知識を正しく理解することができるでしょう。
説明の合間に、過去問題が挿入されているので、その都度、理解しているのかの確認ができます。
過去問シリーズも刊行されているので、テキストと合わせて使用すれば、確実な得点力をつけることができるでしょう。
司法書士 合格ゾーンテキスト
司法書士 合格ゾーンテキストシリーズは、ひと科目につき1冊、つまり11冊のテキストから構成されています。
資格予備校王手LECで専任講師を務める根本講師によって書かれた本書は、司法書士 山本浩司のautoma systemシリーズと同様、臨場感十分の実況中継型のテキストです。
ですから、講義形式の文体になっており、話し言葉で生講義を聴いているように読み進めることができます。
わかりやすさが特に重視されており、図表やイラストも豊富に掲載されています。
非常に多く過去問が掲載されており、アウトプットに時間をさきたい方におすすめです。
体系的に学びたい人やある分野を重点的に学びたい人にとっても、最適でしょう。
うかる!司法書士記述式答案構成力商業登記 基礎トレーニング編
この参考書は、記述式問題対策用の参考書です。
記述式の問題は数こそ決して多くないですが、確実に得点できるに越したことはありません。
伊藤塾の実際の講義内容と同じように、非常にわかりやすく解説されています。
限られた時間内で、より正確な答案を書くための技術と知識をここで身につけることができるでしょう。
うかる!司法書士 必出3300選
一問一答で、さらに知識を付けたい方におすすめの参考書です。
一問一答の問題と回答のみの記述にとどまらず、重要事項をまとめたまとめテキストも掲載されており、純粋な解答力のみならず、根本的な知識の定着を促してくれます。
このシリーズは、司法書士試験に必出の重要項目3300点を厳選し、体系的に、かつ、必要最低限によくまとまっており、知識の確認を素早く行いたい際には最適です。
ゼロからスタート!海野禎子の司法書士1冊目の教科書本
資格試験予備校大手LEC講師の・海野禎子講師が記すこの参考書は、最短で司法書士試験に合格するための勉強法と民法、不動産登記法、商業登記法、会社法の知識を解説する参考書です。
「1冊目」と表題でうたう通り、まさに一冊目にぴったりの参考書です。
というのも、この参考書は難解な概念を易しい言葉で丁寧に説明されており、オールカラーで刷られています。
さらりと読み通すだけで、司法書士の出題範囲がどのような感じかをなんとなく読み取ることができますので、全くの初心者の方が試験の概要を掴みたい際には最適な一冊でしょう。
司法書士 スタンダード合格テキスト
どこが試験で狙われるのかが、一目瞭然であるため、図らずとも、効率的な勉強ができます。
11巻で構成されており、「民法」「不動産登記法」など項目ごとに分かれています。
条文や判例も豊富に示されており、それぞれの論点を理解しやすくなっています。
この参考書は行間がかなり広く取られており、勉強する過程で知った新しい知識を適宜書き込みながら学習をすることができます。
この余白の活用方法はまさに無限大ですので、この参考書と相性さえ合えば、最速で司法書士試験に合格することができるでしょう。
司法書士のおすすめテキストのまとめ
ここまで、司法書士のおすすめテキストを6冊紹介してきました。
人間なので、しっくりくる勉強法も参考書も人それぞれです。
ですから、とりあえず机に向かってみてください。
勉強を進めていくと、自分にとって最適な勉強方法や参考書の活用方法が見つかると思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。