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Excelには幅広い機能がありますが、自身がどれくらいのスキルを身につけているか把握している人は少ないのではないでしょうか。今回の記事では、Excelの資格についてご紹介します。
Excel資格一覧
Excelで受験できる資格にはどのようなものがあるのか、一覧でご紹介します。
Excel各試験の特徴
・MOS(MicrosoftOffice Specialist)
一般レベルは、Excelの主な機能を利用して、セルやセル範囲への書式設定、数式の作成、テーブル機能、グラフの作成・編集など、Excelの基本的な操作を理解している方を対象とした資格です。エキスパート(上級)は、Excelの高度な機能を利用して、ブックの管理や入力規則、条件付き書式の設定、検索関数や条件にあうデータのみを対象に計算を行える高度な関数の利用、ピボットテーブル・グラフを活用したデータ分析や評価など、Excelを使って、さまざまなデータ処理を行える方を対象とした資格です。
試験名 | Excel 2019(一般レベル) Word 2019 エキスパート(上級) |
主催 | Microsoft |
試験時間 | 一般レベル:50分 エキスパート:50分 |
出題形式 | コンピュータを使った実技試験(CBT) |
合格基準 | 記載なし |
受験料 (税込) |
【一般レベル】 一般価格 10,780円 学割価格 8,580円 【エキスパート】 一般価格 12,980円 学割価格 10,780円 |
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・Excel表計算処理技能認定試験
サーティファイのExcel表計算技能検定は、「知識問題」と「実技問題」があり、より実践的な能力を測定・評価しています。自身のスキルアップや、就職・転職の際の能力証明に活用できます。
試験名 | Excel®表計算処理技能認定試験 |
主催 | サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会 |
試験時間 | 1級/ 知識試験:15分 実技試験:90分 2級/ 知識試験:15分 実技試験:90分 3級/ 知識試験:なし 実技試験:60分 |
出題形式 | 【知識試験(1・2級のみ)】 内容:表計算処理、およびMicrosoft Excelに関する知識 形式:コンピューターに表示される多肢選択式の試験問題に解答 題数:設問15問 【実技試験】 内容:Microsoft Excelの操作によるxlsxファイル、xlsmファイル(1・2級のみ)の作成、編集 形式:コンピュータに表示される仕様や指示に基づきワークシートを作成 題数:連続したテーマによる大問形式5問 |
合格基準 | 1級・2級:知識問題・実技問題の合計得点において得点率70%以上 3級:実技問題の得点において得点率70%以上 |
受験料 | 1級:8,100円 2級:7,000円 3級:5,900円 |
・日商PC検定試験(データ活用)
1級〜3級、Basicの4種類からなる試験です。Basicは基本的な操作スキルを有し、企業実務に対応することができます。3級は指示に従い正確かつ迅速に業務データベースを作成し、集計、分類、並べ替え、計算、グラフ作成等を行います。2級は当該業務に関する最適なデータベースを作成するとともに、適切な方法で分析し、表やグラフを駆使して業務報告・レポート等を作成します。1級は自ら課題やテーマを設定し、業務データベースを各種の手法を駆使して分析するとともに、適切で説得力のある業務報告・レポート資料等を作成し、問題解決策や今後の戦略・方針等を立案します。
試験名 | 日商PC(データ活用) |
主催 | 商工会議所 |
試験時間 | 1級/ 知識試験:30分 実技試験:60分 2級/ 知識試験:15分 実技試験:40分 3級/ 知識試験:15分 実技試験:30分 Basic/ 知識試験:なし 実技試験:30分 |
出題形式 | 【実技試験】 1級:企業実務で必要とされる表計算ソフト、文書作成ソフト、データベースソフト、プレゼンテーションソフトの機能、操作法を修得している。 表計算ソフトの関数を自在に活用できるとともに、各種分析手法の特徴と活用法を理解し、目的に応じて使い分けができる。
2級:企業実務で必要とされる表計算ソフト、文書作成ソフトの機能、操作法を身につけている。表計算ソフトの関数を駆使して、業務データベースから必要とされるデータ、値を求めることができる。業務データを分析し、当該ビジネスの現状や課題を把握することができる。
3級:データべース管理(ファイリング、共有化、再利用)について理解している。電子商取引の現状と形態、その特徴を理解している。 ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークに関する基本的な知識を身につけている。 Basic:なし |
【実技試験】 1級:企業実務で必要とされる表計算ソフト、文書作成ソフト、データベースソフト、プレゼンテーションソフトの機能、操作法を修得している。表計算ソフトの関数を自在に活用できるとともに、各種分析手法の特徴と活用法を理解し、目的に応じて使い分けができる。 2級:企業実務で必要とされる表計算ソフト、文書作成ソフトの機能、操作法を身につけている。表計算ソフトの関数を駆使して、業務データベースから必要とされるデータ、値を求めることができる。業務データを分析し、当該ビジネスの現状や課題を把握することができる。 3級:企業実務で必要とされる表計算ソフトの機能、操作法を一通り身につけている。表計算ソフトにより業務データを一覧表にまとめるとともに、指示に従い集計、分類、並べ替え、計算等ができる。各種グラフの特徴と作成法を理解し、目的に応じて使い分けできる。 Basic:企業実務で必要とされる表計算ソフトの機能、操作法の基本を身につけている。指示に従い、表計算ソフトにより、並べ替え、順位付け、抽出、計算、グラフ作成等ができる。 |
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合格基準 | 1〜3級:知識、実技の2科目とも70%以上 Basic:70点以上 |
受験料 (税込) |
1級:10,480円 2級:7,330円 3級:5,240円 Basic:4,200円 |
・パソコン検定技能Ⅱ種試験
全日本情報学習振興協会が主催する、オフィス業務の総合的な技能を認定する検定試験。1級に全問正解すると満点表彰が授与され、どんな企業でも即戦力となれるほどスピーディーなデータ処理能力ができる人材であることが証明されます。
・情報処理技能検定試験(表計算)
日本情報処理検定教会が主催する、入力データを基に表を作成し、さらに処理条件に従ってグラフなどを作成する技術を問う試験です。実践を通して土台となる実務的なスキルを身に付け、情報化社会の中でコンピュータ活用能力の向上を図ることを目的として実施します。
試験名 | 情報処理技能検定試験(表計算) |
主催 | 日本情報処理検定教会 |
試験時間 | 4級:20分 3級:30分 準2級:30分 2級:30分 準1級:30分 1級:30分 初級:30分 |
出題形式 | 4級: 文字、数字の入力・列幅変更・ 計算式・合計・平均関数・ 罫線処理・表示形式(数字・数値の3桁ごとのコンマ・小数点など)・%表示・表題・見出しの中央揃え・文字列の左揃え・数字の右揃え・印刷処理 3級: 準2級: 2級: 準1級: 1級:準1級基準を含む・文字列操作関数(LEFT・RIGHT・CONCATENATEなど)・特殊関数(ABSなど)・ 抽出および抽出後のデータ処理(合計・平均・ソートなど)・データベース関数の応用 初級: |
受験料 (税込) |
4級:1,800円 3級:2,300円 準2級:2,600円 2級:2,800円 準1級:3,100円 1級:3,300円 初級:5,300円 |
合格基準 | 試験時間内に処理条件のとおり処理が完成したものを100点満点とし、減点基準により採点して、80点以上の答案を合格とする。 |
Excel資格取得のメリット、就職転職で使えるか?
自己流でやってきている方には、スキルの客観的な評価ができ、パソコン業務に苦手意識を持っている方には、資格を取得することによって能力に対する自信に繋がるというメリットが挙げられます。より高度なスキルを身につけたい方には、仕事の生産性を高めることに役立つでしょう。
Excelの各種資格の取得ですが就職、転職でも評価されます。レベルや受験時のソフトウェアのバージョンによって企業側からの評価は変わる可能性がありますが、たとえ新入社員や転職先であっても、パソコンを使用した事務作業を任せられる人として、周囲から期待をかけてもらえる可能性は高いと言えます。
海外のオフィスで即戦力になりたいという方は、日本国内のパソコン技能検定よりもMOSを取得していれば利用価値がある点も大きなメリットです。
Excel資格まとめ
今回はExcelの資格試験についてご紹介しました。業務効率化や、スキルアップ、ご自身の目的に応じたレベルを目指して、ぜひExcelの資格を取得してみてはいかがでしょうか。