コンテンツ
臨床工学技士とは
臨床工学技士は、患者さんの生命維持管理装置の操作をし、それらの医療機器の保守点検を行います。患者さんの命に直接関わる仕事でもあり、責任感が重いとも言えますが同時にやりがいがある仕事とも言えます。
手術中での機会の操作や、呼吸や心臓の働きを助ける医療機器の操作や不具合がないかなどの確認をします。つまり、様々な場所でこれらのような生命維持管理装置が使用されており、特に手術室や病棟がある病院では必ず必要となる仕事です。
さてこのような仕事をこなす臨床工学技士に必要なスキルってどのようなものがあるのでしょうか。さっそくご紹介していきたいと思います。
必要なスキル
主に必要なスキルとしては以下のようなものが挙げられます。
・向上心
・コミュニケーション能力
・責任感
それぞれについて詳しく説明していきたいと思います。
向上心
臨床工学技士は医療機器の操作はもちろん、不具合がないかどうかの確認や点検も行います。そのため機械に興味を持つことは大切ですし、医療機器に関する新しい知識を取り入れることも大切です。学び続けなくてはいけないため向上心は必要です。
コミュニケーション能力
臨床工学技士は患者さんの治療を円滑に進めるためにも、他の医療スタッフとの連携が重要です。そのためコミュニケーション能力は欠かせないものとなってくると思います。他のスタッフとの信頼関係を築いたり、チーム医療に貢献するためにも必要なスキルです。また、患者さんと関わる機会も多いため、信頼関係を築くためにもコミュニケーション能力を身につけることは重要であると言えるでしょう。
責任感
臨床工学技士は患者さんの命に関わる医療機器の捜査などを行うため、ちょっとしたミスが患者さんの命取りになります。業務を正確に処理し、責任感を持って仕事をこなしていく必要があるのです。
どのような人材が求められる?
臨床工学技士の業務内容は幅広いです。業務内容によっては臨床工学技士以外に看護師や医師が機器を操作することもあります。また、機器によっては患者さん自身やその家族にも使用方法を覚えてもらわなければいけないものもあります。そのためできるだけわかりやすく伝えなければいけません。自分のことだけでなく相手のことも考えられるような人材が求められることでしょう。
さらに医療機器専門の国家資格は日本にしか無く、国際的な活躍が期待されているため海外で働く技士も増えています。色々なところに興味を持ち、感性豊かな人が求められると思います。
臨床工学技士になるためには
臨床工学技士になるには、大学で指定科目を履修するか、指定の養成所で必要な知識や技術を学び受験資格を獲得しなければなりません。大学では4年、短大では3年、専門学校では3〜4年学ぶことになりますが以前に医療系資格養成所や大学などで一定期間修業したことがある人は、専攻科で1〜2年学べば受験資格を取得できます。
受験資格を獲得した後、国家試験に合格することで臨床工学技士になれるのです。
臨床工学技士にとって必要なスキルのまとめ
今回は臨床工学技士にとって必要なスキルを紹介してきました。しかし向上心、コミュニケーション能力、責任感はどの職業でも欠かせない能力なのではないでしょうか。どのような職業を目指すにしろこれらの能力は身に付けておかなければいけません。臨床工学技士に必要な能力はその職業にも必要な能力です。そのため向いていないかも自信をなくしている方も少しでも興味があるのならば臨床工学技士を目指してみてはいかがでしょうか。