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「建設系で役に立つ資格を取得したい」
「需要のある資格を取得したい」
このような方におすすめなのが「エックス線作業主任者」という資格です。
本資格は、エックス線を用いた作業を行う現場で安全管理を行うために必要となる資格です。
本記事では、エックス線作業主任者の合格を目指す上でおすすめの参考書をご紹介していきます。
エックス線作業主任者試験について
エックス線は、医療や建設の現場など広く活用されています。代表的なのは病院でのレントゲン撮影ですが、非破壊検査にも利用されています。非破壊検査とは物を壊さずに内部のキズなどを調べることができる方法です。橋などの構造物の劣化状況を調べることができるので全国的に需要のある資格です。
エックス線は利便性が高い一方、使い方を間違えれば人体に健康被害をもたらす可能性があります。そこで、現場の安全管理を行うのがエックス線作業主任者です。
それでは、エックス線作業主任者試験の概要に関して以下にまとめていきます。
受験資格 | なし |
試験方式 | 五肢択一式 |
問題数 | ・エックス線の管理に関する知識:10問
・関係法令:10問 ・エックス線の測定に関する知識:10問 ・エックス線の生体に与える影響に関する知識:10問 |
試験時間 | 4時間 |
受験料 | 6,800円 |
合格基準 | 各科目ごとの得点が40%以上、かつ全科目の合計得点が60%以上 |
試験科目 | ・エックス線の管理に関する知識
・関係法令 ・エックス線の測定に関する知識 ・エックス線の生体に与える影響に関する知識 |
エックス線作業主任者試験には受験資格が設けられていないのでどなたでも受験が可能です。ただし、免許の交付は18歳以上となる点に注意してください。
試験は「エックス線の管理に関する知識」、「関係法令」、「エックス線の測定に関する知識」、「エックス線の生体に与える影響に関する知識」の4科目で行われ、問題は五肢択一式で計40問出題されます。
合格基準は、各科目ごとの得点が40%以上、かつ全科目の合計得点が60%以上となっています。
続いて、エックス線作業主任者の合格率を見てみましょう。
【合格率】
2021年度 | 2020年度 | 2019年度 | 2018年度 | 2017年度 | |
合格率 | 35.6% | 53.7% | 63.3% | 56.9% | 53.8% |
エックス線作業主任者の合格率は50%程度となっています。
エックス線作業主任者試験の対策ポイント
上記項目で見たように、エックス線作業主任者の合格率は50%程度と試験難易度としては普通程度です。
勉強時間の目安は200時間程度とされています。勉強量は前提知識にもよるので、最初に問題のレベルを見て学習計画を立てることをおすすめします。
それでは、エックス線作業主任者試験の対策ポイントを見ていきましょう。
エックス線作業主任者試験の対策は過去問を使った問題演習を使って進めるのがおすすめです。本資格試験では過去に出題されたものと似た問題の出題が多いため、過去問を解けるようにしておくと合格できる可能性がグッと上がります。
テキストは過去問の解答ではよくわからなかった事項に関して、確認のために利用すると効率的に学習が進められると思います。
エックス線作業主任者試験のおすすめ参考書
それでは、エックス線作業主任者試験の対策におすすめの参考書をご紹介します。
1.エックス線作業主任者 合格教本
「普通に仕事をしている人や文系の人が、読んでいる途中で挫折しないような書籍」をテーマに、試験内容についてわかりやすく解説されたテキストです。計算問題についても細かく書かれているので、途中で躓くことなく進められます。
2.エックス線作業主任者試験 徹底研究
エックス線作業主任者試験で出題された問題を分析し、出題されやすい内容を取り上げているテキストです。例題と詳しい解説も載っているので、これ1冊で学習を進められます。
3.エックス線作業主任者 過去問題・解答解説集
過去8回分の過去問が収録された過去問集です。試験対策は過去問を使って進めるのがおすすめですが、こちらは問題数も多いので1冊終えるとかなり傾向なども掴むことができると思います。毎年刊行されているため、法改正があっても対応しやすい点もおすすめです。
エックス線作業主任者試験のおすすめ参考書のまとめ
ここでは、エックス線作業主任者試験のおすすめ参考書をご紹介しました。
エックス線は利用用途も広いため、エックス線作業主任者も安定した需要が見込める資格です。
是非この機会にエックス線作業主任者の受験を検討してみてはいかがでしょうか。