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ふたりはともだち
仲良しのかえる、がまくんとかえるくん。ふたりの間で繰り広げられるのは、濃くて、可笑しくて、ちょっぴり切ない……、様々な愛すべきエピソードが収録されています。アーノルド・ローベルの「がまくんとかえるくん」シリーズは幼年童話の傑作として、子どもから大人まで、たくさんの人たちに40年以上も愛され続けています。小さなふたりに大切なことを教えてもらえるそんな1冊です。
バムとケロのさむいあさ
目が覚めると鼻がつめたい火曜日の朝。とても寒いこんな日は、きっと裏の池も凍ってるはず。スケートとつりの道具を持って、バムとケロが池に行ってみると……。大変!!池と一緒にあひるのかいちゃんが凍りついていた!大人気「バムとケロ」シリーズの第3作目は冬のお話です。寒い冬もこのふたりにかかればあったかくなること間違いなしの1冊です。
葉っぱのフレディ
大きな木の太い枝に生まれた、葉っぱのフレディのおはなし。フレディとダニエルの会話を通じて、生きるとはどういうことか、死とはなにか、「死」について考える作品です。「死ぬということも変わることの一つなのだよ」というダニエルの言葉に、著者の哲学が込められているようです。文章が中心の本ではありますが、季節の移ろいとともに変化していく木の様子が美しい写真と水彩の挿絵で表現されているのが魅力的な1冊です。
おぞましい二人
実話を元にした、子供を誘拐して殺してしまう「忌まわしいカップル」の物語。人生はかくも過酷なものである、としみじみする異色の1冊です。エドワード・ゴーリーの、繊細で不気味なタッチで描かれたイラストとお話の調和が素晴らしいです。絵本に登場する人たちがどうしようもなく無残な出来事に次々と巻き込まれていく様は、忘れてはいけない出来事のように、この作品によって描かれています。
おばけパーティ
世界17カ国で愛されるロングセラー、フランス生まれのお洒落でゆかいな絵本です。古いお城の大広間、おばけのアンリが友だちみんなを晩さん会にご招待!さて、おばけのパーティーってどんな様子なのでしょう?おばけのかれらもじぶんたちの不思議にまだまだ気付いていない様子に、読んでいる方も楽しくなります。大人もこどももおばけもきっと、おばけについて興味津々になること間違いなしの1冊です。
旅の絵本
世界中で大好評の「旅の絵本」シリーズの6巻目は、アンデルセンの国、デンマーク編です。アンデルセンの故郷オーデンセ、首都コペンハーゲン、チボリ公園など、デンマークの見どころをのんびりと旅しながら、アンデルセン童話の世界を楽しむという、とびきり贅沢な旅の絵本です。見開きたっぷりに描かれた街並みや、その街で生活をする人々の様子が感じられる作品です。暖かみのある色合いが素敵で、まるで音楽が聴こえてくるような気がします。
ぼくを探しに
「何かが足りないそれでぼくは楽しくない足りないかけらを探しに行く」ころがりながら、歌いながら、足りないかけら探しをするぼく。かけらを見つけても、小さすぎたり、大きすぎたり。ぴったりだと思っても、落としてしまったり、きつくくわえすぎて壊れてしまったりします。そしてとうとう、ぴったりのかけらに出会います。ところが・・・。不完全なぼくの足りない何かは見つかるのでしょうか・・・?
あおくんときいろちゃん
ある日、お留守番を頼まれたあおくんだけれど、どうしてもきいろちゃんに会いたくて、遊びに出かけてしまいます。そうして出会ったふたりは、嬉しくて嬉しくて「みどり」になってしまうのです。そのまま家に帰ると、あおくんの家でもきいろちゃんの家でも「うちのこじゃない」と言われてしまい、大粒の涙を流すのですが……。ふぞろいで、まるで紙をちぎったかのような青と黄色の「まる」。表情は見えなくとも、かれらの悲しみや喜びをはっきりと感じとることができる不思議な絵本です。
つきのぼうや
池にもうひとりのおつきさまが映っていることが気になったおつきさまは、つきのぼうやに、そのつきをつれてきてくれるように頼みます。つきのぼうやは空からずーっと降りてきてもうひとりのおつきさまを探します。つきのぼうやが持って帰ったちいさなつきとは・・・?縦35cm・横13cmという縦の長さを存分にいかして、つきのぼうやが空からおりてくる様子が活き活きと描かれている作品です。
カラスのパンやさん
発売から40年以上。絵本作家かこさとしさんの代表作の一つと言えるこの絵本。何と言っても圧巻は、見開きいっぱいに描かれたユニークなパンの数々。一つ一つを見ればどれも工夫された形になっていて、眺めていて飽きることがありません。「からすのパンやさん」が大繁盛していく様子は、明るく力強く元気をもらえます。大人も子どもも好奇心を刺激される作品です。