はじめに
美術に興味があるけど、なかなかハードルが高くて見るだけで良い、もう少しだけ美術に詳しくなりたいと思っている方必見、
「美術検定」って知っていますか?
履歴書にかけるかなど調べてみました。
美術検定はそもそもどのような検定?
美術検定とは一般財団法人美術検定協会が実施している民間資格です。
こんな方におすすめです。
・作品や作家、美術の歴史的な流れを知って、美術館や展覧会をもっと楽しみたい⽅
・美術の知識に関する資格として、進学や就職に活かしたい⽅
・「アート思考」などビジネスシーンでも役⽴つ教養として、美術の基礎知識を⾝に付けたい
・美術鑑賞の楽しみ⽅や感動を、⼈にも伝えたい⽅
(美術検定HPより)
つくるだけが美術ではなく、みる力もステップアップして養うことが目的とされています。
2003年に「アートナビゲーター検定」として発足され、2007年に「美術検定」と改称しました。
実技試験はなく、年齢制限もないので、子供からお年寄りまで一緒に受けることが可能です。
階級は、1〜4級まであり
4級(西洋美術と日本美術の一般的な基礎問題から出題されます。)
3級(4級の内容に時代背景がプラスされます。)
2級(美術に関するさまざまな幅広い知識と美術史などの概念も出題されます。)
1級(美術の幅広い知識をもち、自分自身で美術の解釈や思考ができ、人に楽しくナビゲートできるアイディアや能力があること)
となっています。
気になる合格率(2018年)ですが
4級46.5%
3級78.0%
2級41.9%
1級15.1%
となっています。4~2級はマークシートですが、1級は記述式なのもあり合格率が低くなっています。公式テキストはもとより、副読本や美術本など幅広い知識を習得するするなど、気合いを入れる必要がありそうです。
美術検定は履歴書に書ける?記入方法は?
答えは「はい」です。
しかし、この資格をもっているからといって、大学や就職に有利に働くことは少ないでしょう。
行きたい大学や就職先が美術に関連している場合は資格欄に書き、それ以外は趣味・特技の欄に書きましょう。
例:○○○○年9月1日 美術検定 2級 認定
または、趣味の欄に
例:『美術鑑賞が趣味で美術検定2級を取得しました』などと記入しましょう。
履歴書の書き方としてこちらの方が好印象に働き、自分がどのような人物なのか知ってもらうきっかけになったり、面接官との会話も盛り上がる可能性もあります。
資格を取る為に使った時間や努力、興味があること向かう姿勢や、探究心や向上心を評価してもらう可能性もあります。
美術検定に似ている資格
美術検定の資格を受験してより余力がある方や、他にも似たような検定を受けて見たいという方はこんな資格はいかがですか?
日本文学検定
茶道文化検定
世界遺産検定
色彩検定
臨床美術士
などはいかがでしょうか。
まとめ
見るだけの美術鑑賞も楽しいですが、知識が伴うとより違う見方ができるようになり、今まで見ていた景色とはひと味違う景色になります。
または勉強したことにより実際に見に行きたいというモチベーションにつながり、楽しみが増えます。
楽しみながら勉強し、世界を広がる可能性を感じながら資格取得するのもいいですね。
健闘を祈ります。