多種多様なiPad。。。資格学習に最適なのは?

 

現在、Appleで販売されているiPadは5種類あります。iPad Proの12.9インチと11インチ、iPad Air 第5世代 (以降iPad Air)、iPad、そしてiPad Mini 第6世代 (以降iPad Mini)です。

 

種類が豊富で用途にぴったりなものを選べる反面、選択肢が多くてどれを購入したらいいかわからない。。。そんな方のために、今回は「資格学習」の観点からこれらの機種を徹底的に比較し、どのiPadが資格学習に最適なのかを紹介したいと思います。

 

 

 

サイズと重量

それぞれの機種の大きさと重量は以下の通りです。

 


iPad Miniが最も軽量で持ち運びが便利です。しかし、サイズは8.3インチと手帳サイズです。移動時間などでもiPadを利用したい、という方には向いていますが、ノート代わりとして使用するには少し物足りないと感じる方が多いかと思います。筆者も家電販売店で触ってみた時、その小ささと軽さには驚きましたが、勉強用途には向いていないと感じました。

 

一方で、最も重くてサイズも大きいのがiPad Pro 12.9インチです。A4の紙が大体14インチほどなので、A4の紙の一回り小さいサイズと考えて良いでしょう。画面分割の機能を利用しても余裕があるくらいのサイズですが、重さがネックかもしれません。特にSmart Keyboard Folioをつけると、重さは1kgを超えるので、片手ではなかなか持てませんし、かばんに入れるとそれだけでずっしり感が出てしまいます。筆者は以前所有していたことがありましたが、重すぎて落ち歩くことはほとんどありませんでした。

 

中間にあるのがiPad Pro 11インチ、 iPad Air、そしてiPadですが、これらはサイズや重量は似ており、ちょうど良いので、サイズと重量で選ぶのであればこの3種からが良いと思います。

 

 

ディスプレイ

リフレッシュレートという言葉をご存知でしょうか?コマ送りのアニメのように、ディスプレイも1秒に何回も映像を切り替えることで画面が動いているように見えます。1秒に何回切り替わるかをリフレッシュレートと呼び、値が大きいほどヌルヌル動いているように見えます。

 

最新の機種ですと、iPad(無印)以外はすべて120Hz(1秒間に120回切り替わる)です。60Hzでもかなり注意して見ない限りは違和感は感じないのですが、Apple Pencilを使って書いているとき、コンマ何秒ですが遅れているのがわかります。感じ方には個人差があると思うので、家電量販店などで実機を試してみるのがいいかもしれません。

 

画質に関しても、iPad(無印)のみがRetinaディスプレイで、他がよりクッキリ見えるLiquid Retinaディスプレイを採用しています。iPadは価格が安い代わりに、こうした細かなスペックで劣る部分がかなりあるので、購入には注意が必要です。

 

 

Magic Keyboard

iPadといえば、Magic Keyboardを使用したいと思う人も多いかと思います。Magic Keyboardとはキーボードとマウスが一体になったiPad用のケースで、装着するとカーソルが現れ、パソコンのように使用することができます。

 

Magic Keyboardを使用できるのはiPad Pro 12.9インチ、iPad Pro 11インチ、 iPad Air のみです。iPad、iPad Miniは使えないので注意しましょう。

 

しかし、11インチ用はキーボードだけで596g、12インチ用はなんと701gもします。(iPad Proにつけると合計1.3kg!!)筆者は別でPCを持っているので使っていないですが、タイピング作業なども行いたいという方はこれらの点を踏まえた上で購入を検討したほうが良いでしょう。

 

 

その他のスペックの比較 iPad Pro 11インチとiPad Airの違いは?

その他の違いをまとめたのが以下の表になります。

 

ここで致命的なのはiPad(無印)がApple Pencilの第2世代に対応していないこと。充電するにはキャップを外してLightning端子に差し込む必要があり、とてもスマートとは言えません。

 

また、わかりにくいのがiPad Pro 11インチとiPad Airの差です。まずチップやディスプレイ、拡張子などは大差ありません。大きく異なるのは認証の点です。iPad Pro 11インチは、iPhoneと同様の顔認証機能がついています。なので画面をタッチするだけですぐにロックを解除することができます。これに対し、iPad Airは電源ボタンについている指紋認証機能でロックを解除する必要があるので、多少手間がかかります。また、ベースモデルの容量も異なり、iPad Pro 11インチは128GBに対し、iPad Airは64GBです。

 

基本的な性能やサイズ、重量は変わりがないので、顔認証派の人はiPad Pro 11インチを、指紋認証でも問題ない人はiPad Airがおすすめです。価格は3万円も異なる(両者256GBの容量で比較した場合)ので、慎重に選ぶべきでしょう。

 

 

価格

最後に、それぞれの機種の価格は以下の通りです。

基本的にはサイズが大きいものが高価なものになりますが、iPad MiniはiPadよりも高価になります。

価格に関しては自身の予算次第とはなりますが、iPad(無印)がベースモデルだと5万円以下で購入できるのは魅力的ですね。一方で最も高価なiPad Pro 12.9インチはベースモデルでも16万円もします。そこそこ性能のいいデスクトップパソコンが購入できるくらいの価格です。

 

おすすめはiPad Air

筆者はいずれも最新のものではないですが、iPad Pro 12.9インチ、iPad Air、 iPad Miniを所有していた経験があり、現在はiPad Airの第4世代を愛用しています。サイズや重量もちょうどよく、スペックに関してもメモアプリやブラウザを立ち上げるくらいではカクつくことはありません。最新の第5世代はM1チップを搭載しており、ほとんどiPad Proと同じではないかと言われています。

 

指紋認証についても、画面が暗い状態なら電源ボタンを押すだけで、スイッチオン&ロック解除でホーム画面に移動するので、不便に感じたことがありません。動画編集など重たい作業をせず、なおかつ手帳というよりはノートのように使いたいという方にはiPad Airがおすすめです。

 

一週間以内なら返品できる

家電量販店で購入しがちなApple製品ですが、Appleの公式の店舗で購入すると、購入から14日以内であれば、返品をすることができます。試すだけに使う、という方法はAppleにも負担がかかるので推奨しませんが、一度購入して使ってみて、どうしてもという場合にはこの手を使うこともできます。

 

自分にあったiPadを選ぼう

今回は様々な点からiPadのそれぞれの機種を比較しました。資格勉強の作業量だと、どのiPadもサクサク処理してくれます。顔認証や価格帯など、この記事を参考にして、ぜひ資格勉強を効率化してみてはいかがでしょうか。