「夜景という点から観光を盛り上げたい」
「もっと夜景を楽しみたい」
このような方におすすめなのが「夜景観光士検定」という資格です。
本検定は、夜景を鑑賞するプロの育成だけでなく、夜景観光を主軸にした人材の育成を目指し、実施されている資格試験です。
本記事では、夜景観光士検定の合格を目指す上でおすすめの参考書をご紹介していきます。
夜景観光士検定について
一昔前は眺める対象だった夜景も、近年では夜間の観光コンテンツとしての役割を担うようになってきています。綺麗な夜景を目的に出かけるといった機会も増えてきているのではないでしょうか。そういった背景から創設されたのが夜景観光士検定です。
夜景観光士検定は、元々は「夜景鑑賞士検定」と「イルミネーション検定」という2つの資格でしたが、夜景観光を重要な観光ファクターとして総合的な視点で捉えられるよう、2019年に統合されました。現在は、夜景観光を主軸にした人材の育成を目的として実施されています。
それでは、夜景観光士検定の概要に関して以下にまとめていきます。
3級 | 2級 | 1級 | |
受験資格 | なし | 2級合格者 | |
試験方式 | 択一式(WEB形式) | 択一式
(マークシート形式) |
|
問題数 | 100問 | 80問 | |
試験時間 | 90分 | ||
受験料 | 5,500円 | 6,600円 | |
合格基準 | 正解率80%程度 | 正解率85%程度 | |
出題内容 | ・夜景観光の発展と日本の現状
・夜景観光の具体的なケーススタディ ・夜景のブランディング ・夜景と夜景鑑賞の特性 ・夜景の歴史 ・日本の夜景鑑賞文化 ・夜景観光のプランニング事例 ・夜景を変えたイルミネーション文化 |
夜景観光士検定は、レベル別に1〜3級に分かれて行われています。2・3級はどなたでも受験が可能なのに対して、1級は2級に合格した方のみが受けられます。
試験方式は、どのレベルでも択一式で出題されます。2・3級ではWEB受験で行われますが、1級は会場でのマークシート式試験となります。問題数は100問、時間は90分間です。
受験料は、3級が5,500円、2級が6,600円となっています。2・3級は併願受験も可能で、その場合は受験料も11,000円となり、お得に受験できますので、両方の取得をお考えの方は検討してみてください。
合格基準は、2・3級が正答率80%、1級は少し高めの85%に設定されています。
出題内容としては、夜景観光の文化や特性から、実際のケーススタディやプランニング事例など、公式テキストに沿った内容が出題されます。
夜景観光士検定の対策ポイント
それでは、夜景観光士検定の対策ポイントについて見ていきましょう。
夜景観光士検定では、合格率などの難易度につながる情報は公開されていません。加えて、まだ新しい資格のため、WEB上で体験談などもあまり公開されていないようです。ただし、公式サイトで勉強方法について紹介されているので、そちらを参考に進めるのが良いかと思います。
試験問題は、「夜景観光士検定公式テキスト」と、「日本夜景遺産 認定地情報」から100%出題されますので、この2つを中心に学習していきましょう。
公式テキストでは、夜景観光に関する基本的な知識から、実際の取り組み、夜景やイルミネーション情報などが学べます。
テキストを使って普遍的な知識を身につけたら、認定地情報を確認しましょう。ここでは、全国の夜景スポットの情報が掲載されています。すべての情報を暗記しようとすると膨大なので、有名な場所や、近年認定された所を中心に覚えていくのが良いかと思います。
公式サイトには、過去の問題が掲載されていますので、試験前にはこちらも忘れずにチェックしておきましょう。問題数は少ないですが、どういった問題が出題されるのか掴めると思います。
夜景観光士検定のおすすめ参考書
それでは、夜景観光士検定の対策におすすめの参考書をご紹介します。
1.夜景観光士検定公式テキスト
(一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューロー)
イルミネーション検定試験を受験したいという方に必須な公式テキストです。
2級、3級はこの公式テキストから100%出題されるので何度も熟読する必要があります。イルミネーションの歴史、種類、全国のイルミネーションの紹介など多岐に渡る知識がカラフルなページとともに紹介されています。受験する方はもちろん、イルミネーションに興味がある方も楽しめる内容になっています。
夜景観光士検定のおすすめ参考書のまとめ
ここでは、夜景観光士検定のおすすめ参考書をご紹介しました。
夜景観光士検定は、近年観光コンテンツとして注目を集めている夜景に関して、体系的な知識を身に付けられる資格試験です。本検定を取得することで、観光地の活性化に繋げられたり、より一層観光を楽しめるようになります。
是非この機会に夜景観光士検定の受験を検討してみてはいかがでしょうか。