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「ペット火葬に関する正しい知識を身につけたい」
「よりお客様に寄り添った提案をしたい」
このような方におすすめなのが「動物葬祭ディレクター」という資格です。
本資格では、ペットの火葬や動物霊園の管理、もっと広く動物愛護法に関する知識を身につけられ、ペットが亡くなった後の適切なサポートを行うのに役立ちます。
動物葬祭ディレクター検定について
ペットブームと言われて久しいですが、最近ではコロナ禍で在宅の機会が増えていることもあり、犬や猫などのペットを飼っている家庭も依然として多いようです。また、ペットも一家族とする考え方も普及しており、亡くなった後もきちんと火葬して埋葬される方が増えています。
一方で、動物の火葬や葬儀ついては特に資格を必要としないことから、様々なトラブルを引き起こす業者も多かったのが問題でした。そこで、一般社団法人 日本動物葬儀霊園協会が主催となり、動物葬祭のプロフェッショナルを認定するためにスタートしたのが動物葬祭ディレクターです。
動物葬祭ディレクターは、業務にあたる際に必携の資格ではありませんが、正しい知識を有している証明になり、お客様に対しても適切なご提案が可能になります。
それでは、動物葬祭ディレクター検定の概要に関して以下にまとめていきます。
2級 | 1級 | |
受験資格 | 18歳以上の日本人
日本の永住権のある外国人 |
動物葬祭の実務経験が3年以上の動物葬祭業に従事する従業員及び動物葬祭業を1年以上営む実務経営者
検定試験2級合格者 |
試験方式 | 4択方式 | 複合4択方式 |
問題数 | 25問 | |
試験時間 | 45分間 | |
受験料 | 8,000円 | 15,000円
(2級合格者:7,500円) |
合格基準 | 60点以上 | 70点以上 |
出題内容 | ・動物葬祭の知識と実践
・火葬の知識と実践 ・動物葬儀霊園管理 ・ペットロス ・喪主対応及び業務道徳 ・衛生管理 ・動物愛護法及び愛玩動物 ・宗教と社会 ・法令及び仏教の資料 |
動物葬祭ディレクター検定は、2級と1級に分かれて実施されています。どちらにも受験資格が設けられていますが、2級は18歳以上の日本人、日本の永住権のある外国人の方であれば受験可能です。1級は基本的には業界関係者の方を対象とした試験になっています。
試験は、どちらの級でも4択式、25問で行われます。2級では60点以上、1級では70点以上の得点で合格となります。
試験内容は、火葬、葬儀に関する事はもちろん、宗教や動物愛護法に関する内容まで問われます。
動物葬祭ディレクター検定の対策ポイント
動物葬祭ディレクター検定では、毎年の合格率などは公式では公開されていませんが、2級では90%程度、1級では70%程度とされています。この合格率から見るに、試験難易度としては易しい部類に入ると言えます。
それでは、動物葬祭ディレクター検定の対策ポイントについて見ていきましょう。
動物葬祭ディレクター検定では、『動物葬祭概論』という公式テキストがあります。試験はこのテキストに沿って出題されますので、学習を進める際は本書を使いましょう。公式テキストは、日本動物葬儀霊園協会の公式サイトからのみ購入が可能です。
動物葬祭ディレクター検定では、過去問や問題集の類が出版されていません。また、似たような検定もないので、他検定の問題集を代用するのも難しいと思います。基本的にはテキストのみで勉強を行うことになりますので、自分で重要語句をまとめたノートを作るなど、工夫して進めると良いと思います。
動物葬祭ディレクター検定のおすすめ参考書
それでは、動物葬祭ディレクター検定の対策におすすめの参考書をご紹介します。
1.動物葬祭概論 第3版
本書は、日本で初めて法人化された協会、一般財団法人 日本動物葬儀霊園協会主催の「動物葬祭ディレクター検定試験」のテキストです。
本書の中から出題され、アドバイザーにとって必要な知識を得られます。
動物葬祭ディレクター検定のおすすめ参考書のまとめ
ここでは、動物葬祭ディレクター検定のおすすめ参考書をご紹介しました。
ペット葬儀の需要が高まっている現在、お客様に適切なご提案ができる人材の需要も増えています。正しい知識をつけておくことで、お客様からの信頼を得られるだけでなく、トラブルになることも避けられます。
是非この機会に動物葬祭ディレクター検定の受験を検討してみてはいかがでしょうか。