そもそも日本農業技術検定とは
そんな農業に、新規参入したいという人、農業高校の生徒や農学部の学生などなどが受験する検定試験が日本農業技術検定です。
日本農業技術検定は全国農業会議所が主催する検定試験で、2007年から始まりました。
近年では、年間2万人が受験するほどの人気の試験に成長しています。
試験概要
日本農業技術検定には、3つの級が設けられています。
1級、2級、3級の3つです。
各級、学科試験の受験資格はないですが、続く実技試験に関しては学科試験に合格しなくては受験することができません。
3級は、4択マークシートの学科試験が課されます。
内容は平易で基本的な内容から出題されます。
2級には、学科試験と実技試験があります。
前者は、5択のマークシート方式です。
後者は、乗用トラクター、歩行型トラクター、運搬車、刈り払い機、背負い式防除機などから2機種を選択し、実地研修試験を行うといった内容です。
難易度は、決して高くありませんが、勉強しないと合格は厳しいでしょう。
1級にも、2級同様、学科試験と実技試験があります。
前者は、5択のマークシート方式です。
後者は、農業に関する記述試験です。
難易度は著しく高く、経験者でなければ回答が難しい問題も出題されます。
履歴書への記入方法
令和□年□月□日 日本農業技術検定 N級 合格
以上のように記入するようにしましょう。
ここで注意したいことは、取得した年月日を正確に記入することです。
どの資格を記載する際にも、当然のことですが、資格の名称は正確に記入しましょう。
日本農業技術検定は就活に役立つ?評価されるのは何級から?
農業関連企業への就活で役立つかもしれません。
この検定試験は農業分野に特化しておりますので、そのため、農業関連企業に対して、自分は農業に関する知識があるとアピールする材料になるかもしれません。
アピールできるのは、2級以上であると考えます。
決して簡単すぎず、実務的な能力も判定対象であることが3級との大きな違いです。
2級以上を推す理由は、この実務能力がアピールできるからです。
ただし、資格ですべて採用が決まるわけではありませんので、他のアピールできることも記入しましょう。
日本農業技術検定の合格よりも、重要な資格!?
日本農業技術検定の合格も大事なことですが、農業をする上でより必須な資格は第1種普通自動車運転免許となります。
特に公共交通機関が壊滅的な地方で暮らすには、自動車が運転できないと農業には支障がでてきます。
運転免許をまず取得しましょう。
そこから日本農業技術検定を取るのが良いでしょう。
まとめ
ここまで、日本農業技術検定の履歴書への記入方法、就職に役立つのか、そしてどの級からなら履歴書に書けるのか、について解説してきました。
- 記入方法:令和□年□月□日 日本農業技術検定 N級 合格
- 農業関連企業への就活でアピールできるかも。
- 日本農業技術検定も必要だが、まずは自動車の運転免許を取ろう。