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「パンが好き」
「パンに関する幅広い内容を学んでみたい」
このような方におすすめなのが「パンシェルジュ検定」という資格です。この資格では、パンの製法や歴史、文化、健康や衛生に関することまで、パンに関して総合的に学ぶことができます。
本記事では、パンシェルジュ検定の合格を目指す上でおすすめの参考書をご紹介していきます。
パンシェルジュ検定について
パンシェルジュ検定は、パンシェルジュ検定運営会委員会が主催している民間資格です。パンシェルジュとは、「奥深いパンの世界を迷うことなく案内できる幅広い知識を持った人」という意味です。実際に、試験でもパンに関する知識が幅広く問われます。
パンシェルジュ検定では、仕事に役立てたいといった方だけでなく、趣味でパン作りをしている方にもおすすめの資格です。また、資格試験開始当初は、男性受験者は全体の8.1%程度でしたが、現在では約20%にのぼり、男性からも注目されています。
それでは、パンシェルジュ検定の概要に関して以下にまとめていきます。
ベーシック(3級) | プロフェッショナル(2
級) |
マスター(1級) | |
受験資格 | なし | プロフェッショナル(2級)合格者 | |
試験方式 | マークシート式 | マークシート式
記述式 |
|
問題数 | 100問 | マークシート:80問
記述:レポート |
|
試験時間 | 60分 | 70分 | 80分 |
受験料 | 4,700円 | 5,900円 | 7,300円 |
合格基準 | 100点満点中70点以上 | 100点満点中80点以上 | |
出題内容 | パンの基本的な製法、パンの歴史・文化・マナー・衛生など、パン好きが知っておきたい基礎知識 | 3級の出題内容に加えて、マーケット・トレンド・コンビネーションなど、より専門的で実用的な知識 | 3級・2級の出題範囲に加えて、高度な専門的な知識 |
パンシェルジュ検定では、レベル別に3種類の試験で行われています。
1番易しいベーシック(3級)は、趣味でパン作りやパン屋巡りをしている方や、パンを提供するお店のスタッフなどを対象としたレベルの試験です。
プロフェッショナル(2級)は、パンの製造や商品開発、パン教室を開いている方など、パンに関する仕事に携わっている方におすすめです。
最上級レベルのマスター(1級)は、パン屋を含めた飲食店のオーナーや責任者、グルメライターといった方が受験しています。このマスターのみ、受験資格が設けられていますので、注意が必要です。
試験は、ベーシックとプロフェッショナルはマークシート形式100問で行われますが、マスターはマークシート形式80問に加えて記述式レポートも課されます。ただし。レポートは事前に内容が分かるので、十分対策することが可能です。
合格基準は、ベーシックとプロフェッショナルでは100点満点中70点以上の得点、マスターでは100点満点中80点以上の得点となっています。
出題内容は、パンの製法や歴史、文化などはどの級でも出題されますが、レベルが上がるにつれて、パンのトレンドやマーケットに関することなども問われるようになり、範囲が広くなります。
受験料に関しては、ここには基本的な価格を記載していますが、併願料金、再挑戦割、食検割などの適応もあるので、詳しくは公式サイトをご確認ください。
続いて、パンシェルジュ検定の合格率を見てみましょう。
【合格率】
ベーシック(3級) | プロフェッショナル(2級) | マスター(3級) | |
合格率 | 84% | 65% | 49% |
合格率は、ベーシックで84%、マスターでも49%なので、試験の難易度は易しい〜普通程度であると言えます。
パンシェルジュ検定の対策ポイント
パンシェルジュ検定は、そこまで難易度の高い検定ではありません。3級であれば、1日1時間、1週間〜1ヶ月程度の学習期間での合格も可能です。
それでは、パンシェルジュ検定の対策ポイントについて見ていきましょう。
まずは、公式テキストを読みましょう。テキストは200ページほどありますので、一度で完璧に覚えることは難しいと思いますが、繰り返すことで着実に覚えていきましょう。
ある程度覚えられたら、問題演習に取り組みましょう。公式サイトでは模擬問題や練習問題が公開されていますので、そちらを利用するのもおすすめです。
パンシェルジュ検定の特徴として、問題数に対して試験時間が短いといったところがあります。1問約30秒程度しかかけられないので、模擬試験を使って演習を行う際も、時間を意識して取り組むことをおすすめします。
パンシェルジュ検定のおすすめ参考書
それでは、パンシェルジュ検定の対策におすすめの参考書をご紹介します。
1.パンシェルジュ検定 3級公式テキスト
本書は、ホームメイドクッキング監修のパンシェルジュ検定3級の改訂新版公式テキストです。
新しくカラーページが増え、パンシェルジュ検定初心者の人や、パンに興味がある人にも親しみやすく分かりやすい内容です。パンの歴史からパンの製法まで詳しく載っています。
付録の過去問題集と解答で更に知識の確認ができます。
2.パンシェルジュ検定 2級公式テキスト
本書はホームメイドクッキング監修のパンシェルジュ検定2級の改訂新版公式テキストです。
2級はより深い知識が必要になりますが、カラーページが増えたことにより見やすくなり、マーケットやトレンドなどとても詳しく書いてあるので、やる気になる内容です。
付録の過去問題集と解答で学習の効果と理解度がわかりためになります。
3.パンシェルジュ検定1級(マスター)公式テキスト
本書はホームメイドクッキング監修のパンシェルジュ検定1級(マスター)の改訂新版公式テキストです。
マークシートの問題を掲載したり、レポート試験対策に、オリジナルノートもついているので試験に役立ちます。
各章に過去問題集と解答があるので自分の実力と弱点を知ることができます。
4.いちばんくわしいパン事典 世界と日本のパン123種類・パンの知識と楽しみ方がわかる
東京製菓監修の世界と日本のパンについての事典です。
パンのタイプや、主要穀物、発酵種、または歴史や食べ方など、詳しくカラー写真とともに記載されていてわかりやすく、親しみやすいです。
基礎を既に学習し、もっと詳しく知りたいという方や、パンシェルジュ検定を考えている方の副読本に特にもお薦めです。
5.はじめてでもコツがわかるから失敗しない パン作りが楽しくなる本
YouTube動画でお馴染みの完全感覚ベイカーさんが著者のパン作りのガイド本です。
初心者でも失敗なく作れるようにたくさんの写真を掲載し、分かりやすいように丁寧な説明をしています。またそれぞれのパンに動画でもわかるようにQRコードがついているのも魅力です。
パンコンシェルジュ検定をこれから初めて受験してみようと思っている方にもお薦めです。
6.パンづくりに困ったら読む本
多くのプロを輩出している辻調理師専門学校の教授群が著者のパンづくりの本です。
パン作りの初心者にもわかりやすいように細かく写真を載せてその過程を細かく説明しています。なぜ失敗してしまうのか、分からないところも理論的に説明してあります。
また作る前にも失敗しないためのポイントも載っているので失敗も少なくなります。
パンの基本を勉強したい方や、コンシェルジュ検定を考えている方にもお薦めです。
パンシェルジュ検定のおすすめ参考書のまとめ
ここでは、パンシェルジュ検定のおすすめ参考書をご紹介しました。
パンシェルジュ検定では、パン作りが趣味の方からパン屋を開こうとしている方まで、幅広い方におすすめできる資格です。取得することでパンに関するあらゆる知識を身につけられ、より一層パン作りやパン屋巡りが楽しくなること間違いなしです。
是非この機会にパンシェルジュ検定の受験を検討してみてはいかがでしょうか。