マルチメディア検定は、コンピュータやインターネットを活用したマルチメディア情報の理解と操作に関する知識を評価する試験です。この検定は「ベーシック」と「エキスパート」の2つのレベルに分かれています。
ベーシックレベルでは、マルチメディアの基本的な知識や技術を問われ、以下の9つの分野が出題されます:
- マルチメディアの特徴
- ディジタル端末
- コンテンツ制作のためのメディア処理
- インターネットと通信
- インターネットビジネス
- ディジタルとネットワークで進化するライフスタイル
- 社会に広がるマルチメディア
- 知的財産権
エキスパートレベルでは、より高度なマルチメディア技術や知識が求められ、上記の分野に加え、以下の分野が含まれます:
- 人間の知覚とヒューマンコンピュータインタラクション
- マルチメディアの処理技術
- コンピュータの仕組みと技術
試験はそれぞれ、ベーシックが60分、エキスパートが80分で実施されます。どちらもマークシート形式で、合格基準は100点満点中70点以上です。合格率はベーシックで約60~70%、エキスパートで20~30%と、エキスパートの方が難易度が高いとされています。
この検定を取得することで、マルチメディアに関連する基本的なスキルが証明され、特にITやコンテンツ制作の分野での就職や転職に役立つとされています。
試験は年2回、前期と後期に実施され、受験料はベーシックが5,600円、エキスパートが6,700円です。