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ダイバーシティのおすすめの本の選び方

グローバル化とともに多様性が日本で世界で関心を集めております。

その背景には人々が持っている価値観を社会全体で包括し受容することでそこから生まれる創造性や新しい価値観を生み出すことを目標としております。

組織や学校、会社などで一人一人がより活動を活発にできるようにするためにはどのようなことが必要でしょうか。ここでは様々なダイバーシティーの本を紹介します。

 

多様な社会はなぜ難しいか 日本の「ダイバーシティ進化論」

日経の女性面で連載されていたコラムを加筆・編集して作られた、近年話題になっているトピックをテーマにした日本社会の問題点を考える本です。主に女性の就業について語られており、ダイバーシティがなかなか根付かない日本社会全体に広がる風潮について鋭く切り込んでいます。

水無田 気流 出版社 ‏ : ‎ 日本経済新聞出版(著)
出版社、出典;出版社HP

ニューロダイバーシティの教科書

発達障害と呼ばれている現象を別の意味に捉え直す「ニューロダイバーシティ」についての入門書です。当事者やその家族、受け入れ態勢を作りたい企業・団体に関わる人などにおすすめの本です。多様性という曖昧な言葉で終わらせずに、丁寧にわかりやすく解説を行なっています。

村中 直人 (著)
出版社 ‏ : ‎ 金子書房、出典;出版社HP

ダイバーシティ

ファンタジー小説と大学の講義を舞台にした2つの物語を通じて、ダイバーシティへの理解を深めることができる本です。2008年発行の本ですが、今の時代であってもまだ浸透しきっていないダイバーシティへの理解度を改めて感じることができます。ビジネス書などの堅苦しさがないので、手軽な入門書としてもおすすめです。

山口 一男 (著)
出版社 ‏ : ‎ 東洋経済新報社、出典;出版社HP

真のダイバーシティをめざして―特権に無自覚なマジョリティのための社会的公正教育

「真のダイバーシティ」という大きなテーマを掲げたこの本では、多数派(マジョリティ)の人間がいかに気付き、考え行動することが大切なのかを丁寧に解説しています。もともとアメリカで発行された本のため、白人・男性・キリスト教を多数派としていますが、日本の文化に置き換えながら考えてみることで多くの気づきを得られる本になっています。

ダイアン・J. グッドマン (著), Diane J. Goodman (原著), 出口 真紀子 (翻訳), 田辺 希久子 (翻訳)
出版社 ‏ : ‎ 上智大学出版、出典;出版社HP

人権教育への招待: ダイバーシティの未来をひらく

ダイバーシティを当たり前にするために必要不可欠となる“人権教育”について詳しく紹介している本です。これまで行われてきた人権教育の歴史から始まり、実際に行ってきた取り組みとその成果を知ることができます。過去の事例から、今後どのように人権・同和教育を持って多様性を深めていくかを考えることができる1冊です。

神村 早織 (著), 森 実 (著)
出版社 ‏ : ‎ 解放出版社、出典;出版社HP

多様性との対話 ダイバーシティ推進が見えなくするもの (青弓社ライブラリー 100)

形ばかりのダイバーシティ化によって取り残されている現場の問題点に焦点を当てた本です。ダイバーシティの需要については表立っては推進することで良い方向に向かっているようで、実質的には差別を助長することにつながりかねない。そのような問題点について多くの著者が多角的な視点から解説しています。

ダイバ-シティで新時代を勝ち抜く 多様性を活かして組織力アップ

出産・育児を経験した女性管理職である人材育成コンサルタントが、ダイバーシティの基礎知識からすぐに使える実践方法までを紹介する本です。組織づくりや制度・施策の事例を多数挙げながら、質問のバリエーションや話すときに気をつけるべきポイントなど細かい行動についても言及している良書です。

山岡 仁美 (著)
出版社 ‏ : ‎ カナリア書房、出典;出版社HP

Google流ダイバーシティ&インクルージョン インクルーシブな製品開発のための方法と実践

世界的企業のGoogleが実際に実践したインクルーシブデザインを開発プロセスに組み込んだ方法を知ることができる本です。ダイバーシティ&インクルージョンに目を向けたビジネスの具体的な方法について紹介されています。大規模な範囲で実際に仕事を行ったプロセスを知ることで、自分たちの仕事にも活かせるポイントが見つかるはずです。

アニー・ジャン=バティスト (著), 百合田香織 (翻訳)
出版社 ‏ : ‎ ビー・エヌ・エヌ、出典;出版社HP

成果・イノベーションを創出する ダイバーシティ・マネジメント大全

ダイバーシティ・マネジメントにおいて必須となる基礎的な知識と、現場の生の声を紹介する本です。ダイバーシティ・マネジメントの対象となる社員タイプをカテゴライズし、それぞれの課題や必要になってくる対応を紹介しています。具体的な対応から結果を上げるところまでを意識したマネジメントを目指す方におすすめの本です。

西村 直哉 (著)
出版社 ‏ : ‎ クロスメディア・パブリッシング(インプレス);、出典;出版社HP

ダイバーシティ・マネジメントと異文化経営

グローバルな人材育成・経営を目指す上で意識すべき点について書かれた本です。2011年刊行で、内部資料の裏付けとなるフィールドワークは90年代に行ったものであるなど、情報の古さは否めませんが、この本で提言されている内容でも改善されていない部分も多くあります。これからの社会に向けて、改善点を見つけるヒントになりうる1冊です

馬越恵美子 (著)
出版社 ‏ : ‎ 新評論、出典;出版社HP

異なる人と「対話」する 本気のダイバーシティ経営

ダイバーシティ経営の土台を「対話」と捉え、どのように実践していけば良いのかを解説する本です。ベテランジャーナリストの著者が大手企業に対して、経営者・管理職の人間が「昭和的価値観」のある人たちをどのように理解に導いていけばいいのかを取材しています。今現在、会社の変革に悩まされている人の背中を押すメッセージも多数紹介している1冊です。

野村 浩子 (著)
出版社 ‏ : ‎ 日本経済新聞出版、出典;出版社HP

ダイバーシティ&インクルージョン経営 これからの経営戦略と働き方

ダイバーシティ&インクルージョン経営に興味がある役員・経営者におすすめの本です。ダイバーシティやインクルージョンが意味するものから、それを会社全体に浸透させていくプロセスまでをまとめています。社会全体で課題解決に取り組むためにも、まずは一読して理解を深めるのにおすすめの1冊です。

ダイバーシティ経営とLGBT対応 (ビジネス+IT BOOKS)

I Tと経営の情報を多数紹介するサイト「ビジネス+I T」内で連載されていた内容を再編して本にまとめたものです。大手各社のダイバーシティ経営への取り組みや、主にL G B Tに対する社会全体の取り組みなどについて紹介しています。メディアでも大きく取り上げられている物から密かに問題視されているものまで、幅広く取材してあります。

増原 裕子 (著)
出版社 ‏ : ‎ SBクリエイティブ、出典;出版社HP

ダイバーシティ・マネジメント入門

ダイバーシティマネジメントと企業の業績向上がどのように関わってくるのかをわかりやすくまとめた本です。前半で多様な人材雇用のために企業が努力してきた歴史を、後半で業績アップや競争力におけるダイバーシティの必要性を理論的にまとめています。社会的な問題をいかに自分ごととして日々の仕事に落とし込めるか考える内容となっています。

尾﨑 俊哉 (著)
出版社 ‏ : ‎ ナカニシヤ出版、出典;出版社HP

多様性を活かすダイバーシティ経営 基礎編

これから仕事上、ダイバーシティについての理解を深めなければならない人などにオススメの本です。ワークライフバランスや女性活躍推進をメインとし、各障がい者やLGBTなどへの対応までを「抵抗→同化→分離→統合」というステージに分けてマネジメント対応を紹介しています。

荒金 雅子 (著)
出版社 ‏ : ‎ 日本規格協会、出典;出版社HP

ビジネスコミュニケーションのためのケース学習:職場のダイバーシティで学び合う

問題発見解決能力などの仕事の実践の場で使えるビジネス日本語を学ぶための教材です。従来の日本語学習のようにテキスト上の会話と語彙を丸暗記させるのではなく、実際に起きた事例と自分たちで話し合いながら解決していく実戦形式の学習方法を行うためのものです。国際的なダイバーシティ経営を目指す上で役に立つ教材となっています。

近藤 彩 (著), 金 孝卿 (著), ムグダ ヤルディー (著), 福永 由佳 (著), 池田 玲子 (著)
出版社 ‏ : ‎ ココ出版、出典;出版社HP

企業文化 ダイバーシティと文化の仕組み

会社組織やそのマネジメントにおいて多くの本を出している著者が、2004年に出版した企業文化についての本の改訂版です。I T・多様性の発展から新たに発生した課題についてテーマを持ち、掘り下げて論じています。その企業が形成されていった過程にも配慮した上で、いかにダイバーシティ経営の側面を作り上げれば良いのかを考えるための1冊です。

E.H. シャイン (著), エドガー・H・シャイン (著), 尾川 丈一 (監修), 松本 美央 (翻訳)
出版社 ‏ : ‎ 白桃書房、出典;出版社HP

江戸とアバター 私たちの内なるダイバーシティ

ダイバーシティを複雑に捉えがちな人に向けて、日本文化になぞらえて解説を行う本です。江戸時代の人々の生き方を、分身主義の側面から解説することで近未来のダイバーシティを自然に理解できるようになります。ダイバーシティ・マルチバースなどの言葉で難易度が上がっているように感じる人におすすめの本です。

池上英子 (著), 田中優子 (著)
出版社 ‏ : ‎ 朝日新聞出版、出典;出版社HP

よしもと芸人から校長先生になった男が伝える ダイバーシティ時代のリーダーに必要な「巻き込み力」

ダイバーシティな生き方を実践する著者による、これからの時代に必要とされるリーダー像の解説とその実践方法についての本です。あらゆる環境でリーダーになってきた経験から導き出した、人に伝わりやすい話し方や振る舞い方を紹介しています。これからの時代にリーダーを目指す人、任されてどうすればいいかわからない人におすすめの1冊です。

職場・学校で活かす現場グラフィー——ダイバーシティ時代の可能性をひらくために

清水 展 (著, 編集), 小國 和子 (著, 編集), 内藤 順子 (著), 西﨑 伸子 (著), 飯嶋 秀治 (著), 土井 佳彦 (著), 早川 公 (著), 内藤 直樹 (著), 俵木 悟 (著), 森 正美 (著), 平野 隆之 (著), 砂川 秀樹 (著), 堀江 正伸 (著), 広瀬 浩二郎 (著), 亀井 伸孝 (著)
出版社、出典;出版社HP

おいしいダイバーシティ

食文化を切り口に、ダイバーシティへの理解を広める本です。世界と日本との食に関する意識度の違いや、実際に対応するために必要なことなどを学ぶことができます。日本と国際社会での食文化に対する認識のギャップなど、現状で起こっている事実に改めて目を向ける大切さも説いています。

横山真也 (著)
出版社 ‏ : ‎ ころから株式会社、出典;出版社HP

未来の授業 SDGsダイバーシティBOOK

S D Gsについて楽しく学べるシリーズの中で、ダイバーシティについて深掘りしている本です。マンガやイラストを取り入れながら、多様性を受け入れる大切さを自分ごととして捉えることの大切さを伝えています。実際に企業の取り組みや、今の大人が子供だった時にどのように感じていたかなど、現場の声も多数紹介しています。

佐藤真久 (監修), NPO法人ETIC. (編集)
出版社 ‏ : ‎ 宣伝会議、出典;出版社HP

多様な人材のマネジメント (シリーズダイバーシティ経営)

日本におけるダイバーシティ・マネジメントの第一人者たちがまとめた、模範的テキストとも言える1冊です。日本企業が直面している環境・実情・課題を丁寧に研究して分析した結果をもとに、解決策を考えていく本になっています。2022年2月刊行ということで情報の新鮮味もあり、ダイバーシティ経営の全体像を掴むのに最適な本となっています。

佐藤 博樹 (編集, 著), 武石 恵美子 (編集, 著), 坂爪 洋美 (著)
出版社 ‏ : ‎ 中央経済グループパブリッシング、出典;出版社HP

働き方改革の基本 (【シリーズダイバーシティ経営】)

ダイバーシティ経営などで発生する労働時間と生産性のバランス問題について、どのようなマネジメントを行うと良いかがわかる本です。社員の時間意識を高めるためにはどのようにすればいいのか、そもそもなぜ長時間労働を見直す必要があったのかなどを、研究データを元に解説しています。

佐藤 博樹 (著, 編集), 松浦 民恵 (著), 高見 具広 (著), 武石 恵美子 (編集)
出版社 ‏ : ‎ 中央経済社、出典;出版社HP

管理職の役割 シリーズダイバーシティ経営

ダイバーシティ経営を目指す管理職が向き合う課題について、研究成果に基づいた解決策を紹介する1冊です。産学共同研究の「ワーク・ライフ・バランス&多様性研究プロジェクト」の研究結果をベースにしているので、実地の数値に裏付けされた経営方法を知ることができます。管理職から見たダイバーシティ経営の仕組みがよく理解できる本です。

坂爪洋美 (著), 高村 静 (著), 佐藤博樹 (編集), 武石恵美子 (編集)
出版社 ‏ : ‎ 中央経済社、出典;出版社HP

女性のキャリア支援 (【シリーズダイバーシティ経営】)

産学共同研究に裏付けられたデータを元に、女性のキャリア形成についての課題と解決策を紹介している本です。女性ならではのライフイベントやライフステージごとに発生する課題について、どのように向き合っていけばいいのかをわかりやすく紹介しています。研究に裏打ちされた解決策のため、具体性があり実行しやすいのが特徴です。

武石 恵美子 (著, 編集), 高崎 美佐 (著), 佐藤 博樹 (編集)
出版社 ‏ : ‎ 中央経済社、出典;出版社HP