そもそも遺品整理士とは
みなさんは遺品整理の経験があるでしょうか。
筆者は祖父の遺品整理を昨年経験しました。祖父は特に持ち物が多く、親戚ら6人がかりで1週間以上もかかってしまいました。
祖父の場合、親戚が駆けつけて遺品整理を行いましたが、誰もがこの規模で遺品整理を行うことは決して簡単ではないでしょう。
そんな遺族の遺品整理への悩みを解消するのが、遺品整理士なのです。
遺品整理士は、遺品整理に関する各種法令について理解しており、ただの不用品処分ではなく、故人や遺族の思いを汲み取る”供養”の観点から遺品整理を行います。
遺品整理は、遺品整理士資格がなくとも行うことができます。
しかし、遺品整理士資格が無い業者に遺品整理を依頼したところ、大事に集めていたコレクションなどを、乱暴な対応で処理され悲しい思いをする方が増えています。
ですから、遺品整理士資格を持っていることで、遺品整理に関して社会的な信用を得ることができます。
遺品整理士になるためには
遺品整理士になるには、
①遺品整理士認定協会が提供する養成講座を受講
②レポート課題に合格すること
以上2点が求められます。
資格認定には、およそ2か月かかるとされています。
難易度はそこまで高くないので、養成講座でしっかり力をつければ、問題なく合格できるでしょう。
遺品整理士の履歴書への記入方法
令和○年○月○日 遺品整理士 取得
以上のように記入すれば十分でしょう。
ここで注意したいことは、取得した年月日を正確に記入することです。
どの資格を記載する際にも、当然のことですが、資格の名称は正確に記入しましょう。
遺品整理士は就活に役立つのか、業界とその展望
結論から言うと、不用品回収業者への就活でアピールできるかもしれません。
不用品回収業者も遺品整理士資格を持っていることで、顧客からの信頼を得ることができるので、即戦力として考えるかもしれません。
貴方も、どうせ他人に遺品整理を頼むのならば、何の資格もない人よりも、遺品整理士資格を持っている人に頼みたいと考えるのではないでしょうか。
ただし、先ほども述べたとおり、遺品整理士資格は独占資格ではないため、同資格がなくとも遺品整理ができます。
さらに入社後に遺品整理士資格を取得することも可能なので、特別に優遇されるようなことは期待しない方がよいかもしれません。
遺品整理業は、今後伸びる産業であると考えられます。
というのも、日本は超高齢化社会であり、年間140万人が亡くなる多死社会であり、今後この数字はますます伸びることが予想されているからです。
ですから、先行投資も兼ねて、遺品整理士資格を目指すのも悪くないのではないでしょう。
遺品整理士の履歴書のまとめ
ここまで、遺品整理士の履歴書への記入方法、就職に役立つのか、そしてどの級からなら履歴書に書けるのか、について解説してきました。
- 記入方法:令和4年7月24日 遺品整理士 取得
- 不用品回収業者への就活でアピールできるかも
- 遺品整理業は、今後伸びる産業である