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そもそも家電製品アドバイザーとは
家電製品アドバイザーとは、多様化する家電製品の、案内・購入・使用・廃棄について、顧客を適切にリードし、ニーズに沿った形で助言を行う、いわば「家電のプロフェッショナル」です。
近年、IoTの普及に伴い、様々なモノやサービスがインターネットを介して利用されるようになってきました。もちろん、家電も例外ではありません。
そんな中、われわれ消費者は、どのように家電を選べばよいのでしょうか。家電量販店に足を運んでも、どれを選んでよいかわからず家電のまえに立ち尽くすこともあり得るでしょう。
そんな時に、あなたをサポートするのが店員であり家電製品アドバイザーなのです。
試験概要
試験は、年に2度試験期間が設けられ、その期間内にテストセンターにてCBT方式で行われます。
期間内なら、各人の都合に合わせて日時を指定して受験することができます。
家電製品アドバイザーの試験は、「AV情報家電」「生活家電」の2種類あります。
両方の試験を同一試験日に受験することも可能です。
両試験では、求められる知識が異なります。
前者ではAV情報家電に関する商品知識、具体的にはデジタル信号、テレビ放送、テレビ受信機、デジタルディスクレコーダー、デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ、AVシステム・オーディオ機器、AV機器の接続・設定、ナビゲーションシステム、パソコン、プリンター、電話・FAX、インターネット・AVネットワーク、電池、電源・スマートハウスなどに関する商品知識が要求されます。
後者では、生活家電に関する知識、つまり、エアコン、空気清浄機、除湿機、加湿器、扇風機、換気扇・浴室暖房換気扇、冷蔵庫、電子ジャー炊飯器、電子レンジ、IHクッキングヒーター、ジャーポット・電気ケトル、ホームベーカリー、ジューサー、洗濯機・洗濯乾燥機、掃除機、ふとん乾燥機、アイロン、照明器具、エコキュート、温水洗浄便座、火災報知器、太陽光発電、スマートハウス、電源、電池、電気暖房器具などの商品知識が必要です。
実際に受験する際には、
「CSと関連法規」+『AV情報家電』または『生活家電』についての「商品知識と取扱い」
以上2つの試験を受ける必要があります。
70%以上の得点率で合格することができます。
また90%以上の得点率で合格した人には、下記の表の通り、各試験ごとに「エグゼクティブ等級」が与えられます。
AV情報家電 | 家電製品アドバイザー(AV情報家電)ゴールドグレード |
生活家電 | 家電製品アドバイザー(生活家電)ゴールドグレード |
両方合格 | 家電製品アドバイザー(総合)プラチナグレード |
試験の合格率は30%と、しっかり対策すれば合格できるレベルなので、必ず過去問等で対策をしてから試験に臨みましょう。
家電製品アドバイザー検定試験の履歴書への記入方法
家電製品アドバイザー検定試験の履歴書の書き方は
令和○年○月○日 家電製品アドバイザー(AV情報家電)取得
もしくは
令和○年○月○日 家電製品アドバイザー(生活家電)取得
もしくは
令和○年○月○日 家電製品アドバイザー(総合)取得
以上のように記入すれば十分でしょう。
ここで注意したいことは、取得した年月日を正確に記入することです。
どの資格を記載する際にも、当然のことですが、資格の名称は正確に記入しましょう。
エグゼクティブ等級を取得した方は、「ゴールドグレード」もしくは「プラチナグレード」と適宜挿入してください。
家電製品アドバイザー検定試験の就活に役立つのか。
家電量販店への就職でアピールできます。
実際に、家電量販店の店員はこの資格を持っている方が多く、昇給基準にもなっています。
家電製品アドバイザーの資格を取得すれば、家電製品に興味を持っていて、勉強している前向きな姿勢をPRできるでしょう。
しかし、家電製品アドバイザーは独占資格ではなく、ただの民間資格なので、同資格がなくとも商品説明をすることができます。また入社後に取得することも可能なので、特別優遇されることはないかもしません。過度な期待は禁物です。
家電製品アドバイザー検定試験のまとめ
ここまで、家電製品アドバイザーの履歴書への記入方法、就職に役立つのか、そしてどの級からなら履歴書に書けるのか、について解説してきました。
- 記入方法:令和○年○月○日 家電製品アドバイザー(AV情報家電)取得
- 記入方法:令和○年○月○日 家電製品アドバイザー(生活家電)取得
- 記入方法:令和○年○月○日 家電製品アドバイザー(総合)取得
- 家電量販店への就職でアピールできるかも