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そもそもネットショップ実務士とは
ネットショップ実務士とは「ネットショップ検定」という検定に合格し、Eコマース業界でのインターネットショップの実務能力を持った人のことを言います。
Eコマース業界とは、ネットを使用した通販、ショップなどを電子で商売取引する業界のことです。Eコマースは別名、ECサイトとも呼ばれます。ECという単語は、Electronic Commerceの略で、「電子商取引」の意味で、ネットショップ関連で重要なキーワードになります。
この資格を取得しますと、インターネットでのショップ運営にも、Eコマース業界での就職、あるいは転職活動にも役に立ちます。
ネットショップ実務士には、レベルが存在していまして、下の級からレベル1、レベル2、レベル3、レベル4、レベル5があり、
レベル1はEコマースの基礎知識中心、
レベル2はEコマース業界に必要な実践知識中心、
レベル3からはレベル2に合格、そしてEコマース業界での実務実績の証明があることで初めて受験資格が貰えます。ここから実践経験が必須になり、
レベル4ではEC業界における企画能力を目的に、
レベル5ではEC業界における経営能力を目的に実施されています。
初めて受験する方は、レベル1もしくはレベル2からにしましょう。
ネットショップ実務士検定の試験概要
ここでは誰でも受験が可能なレベル1とレベル2の試験概要の紹介をします。
レベル1は、新卒やネットショップ運営未経験の方対象の試験です。
料金は7,000円で、全国に設置されているテストセンターによって随時受験できるシステムです。
基本的に出題内容は、ネットショップ能力認定機構による公式テキスト内から出されますので、繰り返し公式テキストをインプットアウトプットすれば身につきます。
問題形式は4択のマークシートが70問、解答時間は80分で行われます。
合格基準としましては、70問中49問の正答率、約70%以上となっています。
ただし、ビジネス知識23問、前提知識18問、実施知識29問あり、たとえ70%以上正解したとしても、それぞれのカテゴリーの中でどれか一つ50%下回っていたら、取得できないので、満遍なく対策をしましょう。
レベル2は、レベル1とは異なりネットショップの経験者や、Eコマース業界に携わっている方対象の試験です。ただし、初心者の方でも受験することができます。
料金はレベル1よりも500円高い7,500円で、全国のテストセンターによって随時受験できます。
こちらもネットショップ能力検定機構の公式テキストを繰り返し読み込めば、レベル2の内容は身につきますが、実務的な内容も含みますので、難易度は高くなります。
問題形式も回答時間も合格基準もレベル1と同様です。
そして、こちらも運営業務15問、Web制作業務20問、ライティング15問、プロモーション業務等20問のどれか一つでも50%以下の回答率の大問がありましたら、不合格です。
合格するためには、偏りなく勉強することが大切です。
ネットショップ実務士検定の履歴書への記入方法
履歴書に記入する際は、以下のように書きましょう。
令和○年○月○日 ネットショップ実務士○級 取得
ここで注意したいことは、取得した年月日を正確に記入することです。
どの資格を記載する際にも、当然のことですが、資格の名称は正確に記入しましょう。
そして、資格内容によっては「取得」「合格」の書き方が異なるので、そこにも気をつけましょう。
就活・転職に役立つのか。評価されるのは何級からか。
正直に言いますと、この資格がなくてもEコマース業界に携わることができます。
なぜなら、未経験者でも大丈夫な企業が多いからです。
しかし、Eコマース業界で3ヶ月くらい働けば、レベル2同等の実力が得られるそうです。
ですので、就活でアピールしたい場合はレベル2を取っておくと良いでしょう。
ただし有名な資格ではないので、この資格だけで就活に有利になる確率は低いですが、
自分の知識としてEコマース業界に活かせるため、その業界に行きたい方は取っておいても損はないでしょう。
ネットショップ実務士検定のまとめ
ここまで、ネットショップ実務士の履歴書への記入方法、就職に役立つのか、そしてどの級からなら履歴書に書けるのか、について解説してきました。
- ネットショップ実務士を初めて取得するならレベル1、2から!(レベル3以降は、レベル2 & 実務経験がないと進めない)
- ネットショップ実務士を取得したいなら、それぞれの問題内容偏りなく勉強しよう!
- 記入方法:令和○年○月○日 ネットショップ実務士 取得
- 就活で有利になるわけではないが、Eコマース業界で働きたい方に取っては損のない資格