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そもそもキャリアコンサルタント資格とは
キャリアコンサルタントとは、求職者の職業選択や職業能力の開発・向上などをサポートする専門家です。
平成28年から、国家資格に指定され、同資格を取得したものは「キャリアコンサルタント」を名乗ることができます。
一方で、同資格を取得していない者が「キャリアコンサルタント」を名乗ったり、類似した紛らわしい名称を使用することは禁じられています。
試験概要
キャリアコンサルタントになるためには、以下の4つのステップを踏む必要があります。
- 文部科学省公認「キャリアコンサルタント養成講座」を受講する。
- 筆記試験に合格する。
- 実技試験に合格する。
- 「キャリアコンサルタント名簿」に登録する。
4の「キャリアコンサルタント名簿」に登録することで、ようやく「キャリアコンサルタント」を名乗ることができます。
筆記試験は、キャリアコンサルティングに関する問題に、四択のマークシート形式で回答します。
実技試験は、筆記試験のほか、ロールプレイを交えた試験となっています。
実技試験までの合格率が、およそ25%と、決して易しくはありませんが、難関資格だとは言えないでしょう。
これは努力が報われやすいとも考えられるので、興味があれば挑戦してみてはいかがでしょうか。
キャリアコンサルタント資格の履歴書への記入方法
令和4年6月24日 キャリアコンサルタント 国家資格 取得
以上のように記せば十分でしょう。
ここで注意したいことは、取得した年月日を正確に記入することです。
どの資格を記載する際にも、当然のことですが、資格の名称は正確に記入しましょう。
キャリアコンサルタント資格の就活に役立つのか。役立つ業界と活かし方
結論から言うと、役立ちます。
では、役立つ業界は、同資格を持っていることで、従事できる業界です。
つまり、人材派遣業、転職エージェントなどの人材紹介業、公的な人材派遣人材紹介機関(ハローワーク、大学の就職支援課)、一般企業に設置される産業カウンセラーなどでしょうか。
かなり、職の幅が広いことが見て取れようかと思います。資格がないとできない業務であるので、需要さえあれば、キャリアコンサルタントが請け負う職の幅が広がります。
しかし、気をつけるべきことは、キャリアコンサルティングは個人の経験や業務を通して培った経験が物を言う世界で、キャリアコンサルティングの経験ゼロで採用されることは稀です。採用されたとしても非正規雇用である場合が多いようです。
フリーランスとして、独立する人もいるようです。
つまり、フリーランスのキャリアコンサルタントとして、個人で企業と契約してコンサルを行うのです。この場合、企業にコンサルタントとして在籍し、経験を積まないと、独立するのは困難でしょう。
キャリアコンサルタント資格の履歴書のまとめ
- 記入方法:令和4年6月24日 キャリアコンサルタント 国家資格 取得
- 人材派遣業、転職エージェントなどの人材紹介業、公的な人材派遣人材紹介機関(ハローワーク、大学の就職支援課)、一般企業に設置される産業カウンセラーなどへの就職でアピールできる。
- 経験を積むことで、フリーランスとして独立する場合もある。