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画像処理エンジニア検定の概要
画像処理エンジニア検定とは、CG-ARTS協会が運営する資格試験のうちの1つで、「画像処理」に関するスキルや知識が問われます。
内容としては、ディジタル画像などの基礎知識からはじまり、パターン認識やメディア処理・符号化、画像処理システムまで出題されます。
こちらの試験は、難易度に合わせて「ベーシック」と「エキスパート」の2種類の形式に分けられています。
試験時間は、ベーシック60分、エキスパート80分です。受験料は、ベーシック5,600円、エキスパート6,700円となっています。どちらも100点満点中70点以上の取得で合格することができます。
ディジタル画像処理[改訂第二版] | ビジュアル情報処理 -CG・画像処理入門 | 画像処理エンジニア検定 エキスパート・ベーシック公式問題集[改訂第四版] | 増補改訂版 図解でわかる はじめてのデジタル画像処理 | OpenCVによる画像処理入門 改訂第2版 | 詳解 OpenCV 3 ―コンピュータビジョンライブラリを使った画像処理・認識 | |
出版社 | 画像情報教育振興協会 | 画像情報教育振興協会 | 画像情報教育振興協会 | 技術評論社 | 講談社 | オライリージャパン |
級/ レベル | エキスパート | ベーシック | 各レベル対応 | ベーシック | 各レベル対応 | 各レベル対応 |
形式 | テキスト | テキスト | 問題集 | テキスト | テキスト | テキスト |
ページ数 | 479ページ | 284ページ | 約220ページ | 288ページ | 288ページ | 992ページ |
公式テキスト
画像処理エンジニア検定を受験するにあたって、必要最低限の書籍は「参考書」と「問題集」の2冊です。下記では、それぞれの書籍の特徴について詳しく説明していきます。
1.ディジタル画像処理 [改訂第二版]
B5版フルカラー 480ページ
単行本:4,290円 電子版:3,510円
こちらは「エキスパート」用の参考書です。
画像処理の基礎理論だけでなく、手法やアルゴリズムまで各分野での応用事例を盛り込んだ専門書です。幅広く画像処理に関する知識を学ぶことができます。
既に画像処理を学んでいる方にとっては入門レベルのように感じられるかもしれません。しかし、フィルタリングの分野では微分の知識、幾何学変換の分野では線形変換などの線形代数の知識が必要となります。これらは高校数学~大学1,2年程度のレベルなので、忘れてしまっている方は数学も復習しながら並行して進めていくとよいでしょう。
2.ビジュアル情報処理 -CG・画像処理入門- [改訂新版]
B5版 フルカラー 284ページ
単行本:3,190円 電子版:2,871円
こちらは「ベーシック」用の参考書です。
「CG」と「画像処理」という今まで別々に扱われてきた分野をまとめて、基本からしっかりと解説している新しい視点の入門書です。豊富な図版や使いやすい傍注など、初学者の方でも理解しやすい工夫がされています。
内容はディジタルカメラモデルから、モデリング・レンダリングなどのCGの基本理論、そしてパターン認識や画像解析まで扱われています。画像処理を網羅的に学ぶことができるため、仮にこちらの資格を受けない方にとっても画像処理の勉強のための1冊目としておすすめです。
3.画像処理エンジニア検定エキスパート・ベーシック公式問題集 [改訂第四版]
B5版 フルカラー(問題)/モノクロ(解説)
単行本:3,960円 電子版:3,564円
CG-ARTSが過去に出題した検定試験問題などを練習問題として再編しています。エキスパート5回分、ベーシック3回分が掲載されている、実践形式の問題集です。
演習をしながらより深く理解するために、「解説・解答」が別冊となって巻末に添付されています。取り外し可能な小冊子タイプなので、問題と照らし合わせながら答え合わせを効率良く行えます。
また、解答解説の最後には問題を解く上で重要な「KEYWORD」についてもまとめられているので復習しやすい設計になっています。フルカラーで見やすいというところも特長の1つです。
ベーシックを受験される方は「2と3」、エキスパートを受験される方は「1と3」の2冊をセットで購入すれば、試験の合格を目指すことができます。
これらの3冊に関しては、CG-ARTS公式サイトで対応書籍として紹介されているためそちらもぜひ参考にしてみてください。
公式:https://www.cgarts.or.jp/book/img_engineer/index.html
関連書籍
上記で紹介した3冊が、主に必要な公式テキストとなっています。
しかし、資格取得をする上で合格するだけが最終ゴールではありません。その分野に関しての知識を増やすなど常にアップデートしていく必要があります。
画像処理エンジニアになりたいという方や、画像処理に興味があるという方には、追加で下記の3冊もご紹介いたします。
4.増補改訂版 図解でわかる はじめてのデジタル画像処理
画像処理の初学者の方におすすめの1冊です。デジタル画像処理の普遍的な原理から、最新の技術への応用方法まで、画像処理の全体像を学ぶことができます。
公式テキストよりも入門的な知識が易しく詳しく解説してあります。「とりあえず画像処理についての全体像を掴みたい」「広く浅く学んでから資格の勉強に移りたい」という方はこちらを1冊目としてみてはいかがでしょうか。
5.OpenCVによる画像処理入門 改訂第2版 (KS情報科学専門書)
こちらは、ある程度画像処理の理解が深まっている中級者の方向けの1冊です。画像処理アルゴリズムについて解説し、3つの言語での実装例が紹介されています。画像処理の理論を深く理解することができ餡巣。
また、初学者が独学でも学べるような設計になっているため、まずは自分で手を動かしながら学んでみたいという方にもおすすめです。
6.詳解 OpenCV 3 ―コンピュータビジョンライブラリを使った画像処理・認識
AIや画像処理など、コンピュータ技術書籍で有名な「オライリー」が出版する画像処理本です。こちらは中級者以上の方におすすめです。
カメラ入力やファイル出力をはじめ、画像変換、パターン認識や機械学習まで丁寧に詳細に解説されています。OpenCVを一通り学ぶことができ、画像処理についても基礎からしっかり学ぶことができる非常に内容の充実した1冊です。
まとめ
ここでは、CG-ARTS協会の「画像処理エンジニア検定」におけるおすすめ書籍を詳しく解説しました。
画像処理は様々な分野で活用されている技術であり、身に付けておくことで多くの場面で活躍が期待できるスキルでもあります。画像処理エンジニア検定に少しでも興味のある方は、書籍を活用して合格に向けて勉強に励んでいきましょう。
ディジタル画像処理[改訂第二版] | ビジュアル情報処理 -CG・画像処理入門 | 画像処理エンジニア検定 エキスパート・ベーシック公式問題集[改訂第四版] | 増補改訂版 図解でわかる はじめてのデジタル画像処理 | OpenCVによる画像処理入門 改訂第2版 | 詳解 OpenCV 3 ―コンピュータビジョンライブラリを使った画像処理・認識 | |
出版社 | 画像情報教育振興協会 | 画像情報教育振興協会 | 画像情報教育振興協会 | 技術評論社 | 講談社 | オライリージャパン |
級/ レベル | エキスパート | ベーシック | 各レベル対応 | ベーシック | 各レベル対応 | 各レベル対応 |
形式 | テキスト | テキスト | 問題集 | テキスト | テキスト | テキスト |
ページ数 | 479ページ | 284ページ | 約220ページ | 288ページ | 288ページ | 992ページ |