そもそも観光英語検定とは?
観光英語検定とは、1989年に全国語学ビジネス観光教育協会が設立した英語試験です。観光分野に特化した英語力を測る試験で、観光分野におけるキャリアアップに有用とされています。いままでに20万人以上が受験してきた、比較的マイナーではありますが専門性の高い試験と言えるでしょう。
観光英語検定には、3級、2級、1級の3つの級が定められています。
問題構成はその級によってまちまちです。
2級と3級は筆記試験とリスニングで構成されます。
1級は筆記試験とネイティブとの面談で構成されます。
近年では観光英語検定に関する参考書も出版されているので、試験までにしっかり対策しましょう。
マイナーな試験とはいえ、高い専門性が要求されます。英語力が高い人でも、舐めてると不合格になることも往々にしてありますので、ちゃんと対策してから試験に臨みましょう。
観光英語検定の記入方法
次に履歴書への記入方法について紹介します。
「2022年4月 観光英語検定 N級 取得」
と記せば十分でしょう。
試験名をしっかり正式名称で記述し、取得した日も必ず記載するようにしましょう。
就職活動で評価されるのは何級からなのか、各級のレベル;英検、TOEICとの比較
観光英検はおもに観光関連の職種で評価されます。
その訳は、其の名の通り、観光英検は観光に特化した英語能力試験だからです。
就活生や転職希望者のみならず、同業界で働く方などにもスキルアップやキャリアアップの手助けとなるかもしれません。
次に何級から評価されるかについてです。
ずばり、2級からです。
観光英検2級は、英検2級、TOEIC 470-600 程度の英語力を証明します。
不可能な挑戦ではないので、ぜひ挑戦しましょう。
他の級のレベルについても解説します。
観光英検3級は、英検3級、TOEIC 220-470 程度です。
比較的易しいので、自信のない人はまず3級を目指すのも良いかもしれません。
次に観光英検一級です。英検準1級、英検1級、TOEIC 600-860 相当です。
極めて高い英語力が求められるので、観光業界でキャリアアップを目指すなら取得をお勧めします。
まとめ
ここまで、観光英検の履歴書への記入方法、就職に役立つのか、そしてどの級からなら履歴書に書けるのか、について解説してきました。
- 記入方法:「2022年4月 観光英語検定 N級 取得」
- 観光英検は観光業界への就職で評価される
- 観光英検2級取得を目指そう!
どうしても観光英検で級位を取ることが難しい場合は、TOEICなど他の英語試験に戦いの場を移すのもアリでしょう。
結局のところ、観光英検もTOEICも手段でしかありません。
自分が高得点を取りやすい試験が就職活動で英語力のアピール材料となるならば、その試験で高いスコアを取ることを目標にしましょう。健闘を祈ります。