クリーニング店には必ず1名のクリーニング師を置かなければなりません。また、クリーニング師試験では洗濯やクリーニング事業についての問題が多く出題されています。
こうしたことから、クリーニング師を取得したらクリーニング店で働くことが多いと考えられていますが、クリーニング師が活かせる場所はクリーニング店以外にもいくつかあるのです。
そこで、本記事ではクリーニング師が役立つ仕事を紹介します。
クリーニング師は役に立つ?
クリーニング師は、都道府県知事の免許を受けてクリーニング業務を行います。クリーニング所には1名以上のクリーニング師を置かなければならないので、クリーニング業界への就職はもちろん、独立開業の道も開けます。
各都道府県によって、受験料や試験方法、内容が異なります。自分が受験する地域のホームページでしっかりと調べておくことが必要です。中学卒業以上の人は誰でも受験できますが、クリーニング店で働いている人の受験が多いです。
合格率も都道府県によって異なりますが、どの地域でも60%〜80%くらいの場合が多いです。筆記試験は形式が違っても同じような内容が多いですが、実技試験は内容が違うものもあるので、自分が苦手としている課題がある地域を避けて受験するのもひとつの手です。
クリーニング師が活かせる仕事
1 クリーニング店
クリーニング師を取得している人が最も多く働いている場所は、当然ですがクリーニング店です。応募条件がクリーニング師取得者であることも多いですし、職能手当を受けられることもあります。
また、クリーニング工場の管理職を目指すこともできるため、クリーニング業者で働く人にとって、クリーニング師は必須の資格と言うことができます。
2 ホテル
ホテルのランドリーでもクリーニング師の資格を活かすことができます。
ある程度の規模のホテルであればランドリーが設置されていることは多いです。宿泊客のスーツやシャツといったゲスト品だけでなく、ホテル従業員の制服などのクリーニングを行います。
洗いの他にもしみ抜きや仕上げなどをするため、クリーニング師での知識を活かすことができます。ホテル運営にはクリーニングが必要不可欠ですので、ホテルのランドリーは安定して仕事ができます。
3 老人ホーム・介護施設
大規模な老人ホームや介護施設では、クリーニング専門のスタッフを雇っていることもあります。職員の制服や利用者の衣服、シーツなど選択が必要なものは毎日たくさん出てきます。
ただ、業務用洗濯機や乾燥機を利用して洗濯をするので、実際にする作業は畳むだけという職場が多いので、クリーニング師の資格をしっかりと活かすことができないかもしれません。
また、正社員での求人はほとんどなく、多くはパートでの募集です。正社員としての仕事を探しているのであれば、老人ホームや介護施設はあまりおすすめできません。
クリーニング師のメリットまとめ
本記事では、クリーニング師が役立つ仕事を紹介しました。
クリーニング店以外にもクリーニング師を必要としている職場はいくつかあります。ホテルのランドリーなどは、仕事が全くなくなるということがないので、安定して働きたいという人には非常におすすめです。
クリーニング店以外にも目を向けて、自分にあった職場を探してみてください。