エネルギー管理士の資格を取得したい方の中には、
「独学だと不安」
「勉強時間の確保が難しいので短期間での取得を目指したい」
といった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そういった方におすすめなのがエネルギー管理研修です。
そこで今回は、エネルギー管理研修について詳しく見ていきたいと思います。
エネルギー管理研修の概要
国家試験であるエネルギー管理士の資格試験に合格する代わりに、エネルギー管理研修を受講し、修了試験に合格することでもエネルギー管理士免状を取得することができます。
以下の表では、エネルギー管理研修の概要についてまとめます。
研修日程 | 7日間(6日間の講義+1日間の修了検定) |
講義時間 | 40分×50時限 |
受講料 | 70,000円 |
研修地 | 宮城、東京、愛知、大阪、広島、福岡 |
なお、受講資格として「3年以上のエネルギーの使用の合理化に関する実務経験」が必要となります。国家試験による取得の場合より長期の経験が必要となることにご注意ください。
エネルギー管理研修の内容
エネルギー管理研修は、熱分野専門区分と電気分野専門区分のうちいずれか一つを選択して受講します。どちらを選択しても40分の講義が50時限で構成されています。
1日8〜9コマの講義があり、時間も9:30〜17:30と一日中講義が詰まっています。講義で使うテキストは研修の1ヶ月前に送付されますので、軽く予習をしていくとより学びが深まるのではないでしょうか。
エネルギー管理研修の修了試験
研修最終日には修了試験が行われます。試験課目及び試験時間は以下の通りです。
試験時間 | 熱分野の試験課目 | 電気分野の試験課目 | |
1時限目 | 9:30〜10:50
(80分) |
エネルギー総合管理及び法規 | エネルギー総合管理及び法規 |
2時限目 | 11:20〜12:50
(90分) |
熱利用設備及びその管理 | 電気の基礎 |
3時限目 | 13:50〜15:40
(110分) |
熱と流体の流れの基礎 | 電力応用 |
4時限目 | 16:10〜17:30
(80分) |
燃料と燃焼 | 電気設備及び機器 |
修了試験も熱分野と電気分野に分かれていて、講義を受講した方の分野を受験することになります。
試験の過去問や配点などは公開されていません。合格率も公表されていませんが、6割程度だと言われています。国家試験の合格率が2〜3割程度であることを考えると、研修を受講する方が取得しやすいと言えます。一方で、修了試験は記述式で行われ、しっかりと知識が身についているかどうかが問われるので、復習は必須であると言えるでしょう。
エネルギー管理研修についてのまとめ
今回は、エネルギー管理研修についてまとめてきました。
エネルギー管理研修は、エネルギー管理士の資格を取得するための講習です。国家試験に比べるとかなり合格率も高く、講義形式のため独学だと不安という方にもおすすめです。ぜひ一度ご検討してみてはいかがでしょうか。