エネルギー管理士の資格を取得する条件として実務経験が必要とされます。そこで疑問なのがどういった実務経験がどの程度必要なのかということではないでしょうか。
そこで今回は、エネルギー管理士試験で必要とされる実務経験について詳しく見ていきたいと思います。
エネルギー管理士の受験資格は?
エネルギー管理士の資格を取得する際には実務経験が必要と前述しました。しかし、正確には試験自体には受験資格は設けられておらず、どなたでも受けることができます。
それでは、いつ必要になるのかと言うとエネルギー管理士免状の交付を受ける時になります。
交付を受けるためには申請書を提出する必要があるのですが、その際に「エネルギー使用合理化実務従事証明書」という書類の同封を求められます。
この書類は、実際にエネルギー使用の合理化に関する実務を行なっていたという証明書です。つまり、この申請書を提出するまでに実務経験を積んでおけば問題ありません。
実際に、公式サイトにも「実務従事期間は試験合格の前後を問わない」との記載がなされています。
エネルギー管理士免状に必要な実務経験は?
エネルギー管理免状の申請の際に必要となる実務従事期間は1年です。従事期間に空白期間がある場合でも、合算して1年以上となっていれば問題ありません。
内容としては、「エネルギーを消費する設備及びエネルギー使用の合理化に関する設備の維持並びにエネルギーの使用の方法の改善及び監視」と定められています。
具体的には、熱分野の場合はボイラー・蒸気原動機・冷凍設備など、電気分野の場合は発電設備・送電設備・変電設備などの運転、操作、管理、監督業務が該当します。
エネルギー管理士取得のために必要となる実務経験についてのまとめ
今回は、エネルギー管理士免状取得に必要な実務経験についてまとめてきました。
エネルギー管理士の資格は、免状を申請する際に1年以上の実務経験が必要となりますが、試験自体には受験資格がなく誰でも受験可能です。
業務に従事し始めたばかりの方も、ステップアップのため受験を検討してみてはいかがでしょうか。