医師国家試験は範囲が膨大です。しかし合格率は90%程度と非常に高い合格率となっています。受験生は一体いつ頃から勉強し始めているのでしょうか。
いつ頃から勉強する?
国試対策の一つであるQBは受験生の9割が使用しています。開始時期としては5年生の4〜6月に始める人と6年生の4〜6月に始める人が多いです。しかしそれ以前に大学の定期試験対策としてQBを利用する大学生も多いことから初めて解き始める時期は意外と3、4年生であることが多いかもしれません。
5年生で解き始める人が多い理由としてはポリクリと呼ばれる病院の各診療科を回る臨床実習があります。ポリクリの最中に教授から質問されたり、問題を出されたりすることも多々あります。そのためその対策の一環の含め、5年生から国試対策をする人も多いようです。臨床実習が昔と比較して早まったことも早くから手をつけ始める理由の一つとなっています。
またコロナの影響で、実習がある学年だとウイルスを実習先に持ち込むことは許されないため、おうち時間の一環としてQBを解く人もいるようです。
人によって勉強を始める時期は様々です。早くからじっくり始める人と直前に詰め込むタイプの人、色々な人がいると思います。しかし何しろ医師国家試験は周りと同じことをして置いてかれないようにすることが大切です。
遅くとも6年生の春には国試の勉強を始めた方が良いと思います。
落ちてしまう原因は?
合格率90%程度とほとんどの人が受かる医師国家試験ですが残りの10%程度の人は落ちているとも言えます。
9割もの人が受かる試験ならば当然合格するだろうと周りが思ってしまい想像以上に受験生にとってはプレッシャーを感じることになるかもしれません。
落ちてしまったらどうしようという不安で色々なことを深く考えしすぎてしまい、精神的に病んでしまう人もいるようです。それが原因となり勉強できなくなってしまい、国試までに間に合わないというようなことがあるようです。そのため不合格となってしまい人もいるようです。
落ちないようにするためにはネガティブな思考にならないようにし、焦らず自分のペースで勉強を進めていくことが大切であると言えるでしょう。
勉強しすぎもダメ?
試験って勉強すればするほど合格に近づくと考えている人も多いかもしれません。しかし学生生活最後の年をずっと勉強しているだけというのは少しもったいないと思いませんか?
また勉強しすぎて燃え尽きてしまう人も一定数います。それは逆効果です。そのため適宜息抜きなどする時間も設け、効率よく勉強を進めていくことが重要だと思います。
まとめ
他の資格試験と比較しても圧倒的な合格率の医師国家試験の試験勉強は範囲も多くとても大変です。受験する人は、早くから始め、効率的に勉強する人が大半を占めるため90%前後という合格率を保つことができているのでしょう。大学の医学部に入学することも超難関です。その狭き門をくぐり抜けた人たちだからこそ試験に合格するような勉強方法を理解している人が多いのです。
直前に詰め込むのではなく、前もって試験勉強を始め余裕を持って試験に望むことが大切です。焦りや過度な不安は禁物です。
無事、立派な医師になれるよう願っています。