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商品装飾展示技能検定は、ビジュアルマーチャンダイジング(VMD)の観点から売り場づくりができる能力をもつことを公証する資格です。
今回は、商品装飾展示技能検定が就職活動に対してもたらすメリットについて詳しく見ていきたいと思います。
商品装飾展示技能検定は就職の際に役に立つのか
商品装飾展示技能検定は、厚生労働省認定の国家資格となります。販売員を志望している学生にとって、一定のアピールポイントにはなるでしょう。しかし、販売員になるための必携の資格ではないため、この資格を取得しさえすれば確実に就職できるというわけではありません。
就職を控えた学生が本検定を受験する際は、受験資格に注意してください。3級には受験資格は特にありませんが、2級以上には実務経験が受験資格として設定されています。2級の場合は3級に合格していれば実務経験がなくても受験が可能ですが、1級では実務経験が必須となりますので、実務経験のない学生が受験できるのは2級までということになります。
商品装飾展示技能検定所有者の主な就職先としては、アパレルショップや百貨店、小売店、インテリア関連業界等が挙げられます。この業界の販売員として働くことを志望している学生の方にはおすすめの資格です。
商品装飾展示技能検定取得後の仕事内容
商品装飾展示技能検定を取得した後の主な仕事内容は、販売員等として売り場をつくることになります。仕事内容としては取得する前とあまり変化がないように感じられるかもしれません。しかし、本資格を取得することでVMDの観点から構成するための知識や技術が身につき、より効果的な売り場をつくることが可能になります。
商品装飾展示技能検定の他におすすめの資格
今回は、販売員として働くために、商品装飾展示技能検定の他におすすめの資格をいくつかご紹介します。
リテールマーケティング(販売士)検定
リテールマーケティング検定は、流通業界唯一の公的資格です。本検定の3級は販売員レベルに設定されていて、マーケティングに関する知識や販売スキルを身に付けることができます。売り場構成に関することだけでなく、販売員としてスキルアップしたい方におすすめです。
空間ディスプレイデザイナー認定試験
空間認定ディスプレイデザイナー認定試験は、商品装飾展示技能検定によく似た資格となっています。商品装飾展示技能検定と違い、全ての級で受験資格が特に設けられていないので、すぐにディスプレイに関する資格が欲しい方はこちらの資格の受験を検討してみてもいいかもしれません。
インテリアコーディネーター資格試験
インテリアコーディネーター資格試験はインテリアでの空間演出に特化した資格試験となっています。インテリア業界の販売員として働く場合におすすめの資格試験です。
色彩検定
売り場をつくるときに、色は大事なポイントとなります。色彩検定では「色」について理論的・体系的に学ぶことができるので、センスのみに頼らず、理論的な色彩の活用能力が身につきます。難易度も比較的易しいので、より印象的で効果的な売り場づくりをしたい方におすすめです。
まとめ
今回は、商品装飾展示技能検定の就職に対するメリットについてまとめてきました。
消費装飾展示技能検定は、販売員志望の学生の方にもおすすめの資格です。ただし、1級と2級には実務経験が受験資格として設定されています。その点には注意して、取得を目指して頑張ってください。