ほんやく検定とは
ほんやく検定とは、社団法人日本翻訳連盟が実施している検定です。この検定試験では、実務レベルの翻訳に関する技能を測る目的で実施されており、ビジネス場面において「商品として通用する翻訳であるか」という基準で合否が判断されるのがポイントになっています。
主な試験概要
受験資格:なし
受験級:5級、4級、3級、2級、1級
試験方式: インターネット受験
合格率
ほんやく検定1〜3級の合格率は、英日で17.6%、日英で22.7%です。1~2級に絞ると、合格率は英日で4.6%、日英で8.7%になる。
勉強法
合格率を見ても分かるとおり、決して簡単な試験ではないため、きちんと準備をして本番に挑む必要があります。具体的には以下のような勉強法が挙げられます。
翻訳スクールでもう一度学び直す、アメリアの定例トライアルや雑誌の誌上トライアルで勉強する、ほんやく検定の過去問で勉強する。という流れです。
特に最後の過去問での勉強は必ずしておいた方が良いでしょう。とにかく翻訳量を増やし、訳例を見て修正箇所を確認することが大切です。ほんやく検定の過去問は、JTFのホームページから購入することができますのでご確認ください。
基本的な英語の学習を一通り終えたら、過去問に挑戦してみましょう。自信のない方も、とりあえず過去問を解いてみて、自分の今のレベルを確認しましょう。答え合わせの際に、なぜ間違えたのかを意識して、同じ間違いをしないことを心がけましょう。何度か過去問題を解いていくことで本番に慣れておきましょう。
また、過去問を使って勉強をする際には時間配分についてもきちんと気を配りましょう。初めて過去問を解く時によくやりがちなのが、時間が足りなかったというミスです。誰でも最初は経験すると思いますので、予め配分を考えておくと最後まで解ききれないというようなもったいないミスを避けることができます。
まとめ
今回は、翻訳検定の勉強について説明しました。やはり過去問をきちんと繰り返し解くことが大切です。時間配分を考えながら何度も演習を行うことで、本番に慌てることなく自分の実力を発揮させることができると思います。合格率の低さからもこの検定に合格する意義が窺えます。翻訳者として活躍する第一歩としてぜひ受験を検討してみてはいかがでしょうか。