国際認定資格であるCompTIA認定資格についてご存じですか。IT系の資格であり、難易度や分野によって4種別、合計13つに分かれています。
その中でも「CompTIA IT Fundamentals(通称CompTIA ITF+)」は、難易度の易しい試験です。初めてIT資格を取得したいと考えている方におすすめの資格でもあります。
ここでは、CompTIA ITF+試験に合格するためにおすすめの勉強法や通信講座までご紹介していきます。
CompTIA ITF+とは
CompTIA ITF+とは、PCやスマートフォン、タブレットといったハードウェアの機能・互換性やネットワーク、セキュリティなど基本的なITリテラシーに関するスキルを評価する認定資格です。基本的なITリテラシーについて問われます。
CompTIA認定資格の中で最も難易度の低い位置づけとなっており、主に学生や新入社員、IT未経験者を想定した試験となっています。
IT資格の中には有効期限があり更新する必要のあるものも存在しますが、CompTIA ITF+に関しては更新の必要はありません。一度合格してしまえば、永続的に保有することが可能です。
ITF+の試験概要
ITF+はおおまかに、ITの概要と専門用語、インフラストラクチャ、アプリケーションとソフトウェア、ソフトウェア開発、データベースの基礎、セキュリティといった6つの分野が出題されます。
出題形式は単一/複数選択式のCBT方式で、合計75問の問題が扱われます。
900スコアのうち650スコア以上が合格ラインです。およそ7割以上とれていたら合格することができます。
受験料は、一般:10,197円(税込)、メンバー:8,668円(税込)、CAPP Academic Partner:5,665円(税込)となっています。
難易度はどれくらい?
CompTIA ITF+の難易度は、比較的「易しめ」です。合格率は非公開ではありますが、大体30~40%ほどであるという予想がされています。
IT初学者の場合でも、しっかりと対策をすることで約2~3週間ほどで取得することができます。
おすすめの勉強法
それでは、CompTIA ITF+のおすすめの勉強法についてご紹介していきます。
①参考書を読む
まずは、参考書を一通り読んで勉強をしましょう。
こちらの書籍は、テキストと問題集が一緒になっているためかなりおすすめです。また、ページ数もそこまで多くないため、無理なく勉強に取り組むことができます。
・IT Fundamentals テキスト&問題集 FC0‐U51対応版 (実務で役立つIT資格 CompTIAシリーズ
内容としては、ハードウェア・ソフトウェア、セキュリティ、ネットワークに加えてコンピュータの基本操作や設定などです。基本情報技術者試験よりも出題範囲が狭く、扱われている内容も易しいです。
参考書を進めていく中でいまいち分からないという用語があれば、Googleなどを使って検索しながら理解を深めていきましょう。
また、ITリテラシーの分野は実際にPCを操作しながら確認すると頭に入りやすいです。
②問題演習をする
参考書を1周あるいは2周したら、先ほどのテキストの問題を解き進めていきましょう。
問題演習を進めていく中で、間違えた問題や分からない用語はチェックしてしっかりと復習をしましょう。またIT分野で略語が多いため、正式名称はしっかりとインプットしておきましょう。
おすすめの通信講座
CompTIA ITF+を勉強する上で、おすすめの通信講座は「TAC」と「Learning Site」と「Udemy」の3つです。
・TAC
・Learning Site
・Udemy
まとめ
ここでは、CompTIA ITF+のおすすめの勉強法について詳しく解説していきました。
繰り返しにはなりますが、CompTIA試験の中で最も易しい試験となっています。こちらを取得することで、CompTIAの上位資格取得を目指しやすくなります。
まずはCompTIA試験受験の取っ掛かりとして、こちらの勉強を始めてみてはいかがでしょうか。