「ビジネスマネジャー検定とビジネスマネジャーBasic Testって、一体どんな違いがあるのだろうか?どちらを受験すべきなのだろうか?」
こうした疑問を持っている人もいると思います。
すべての管理職の方が共通して身につけておく必要がある、組織のマネジメント能力や運営力を習得するための試験である、ビジネスマネジャー検定とそのBasic Test。どちらも同分野の試験ですが、その違いはどこにあるのでしょうか。
本記事では、そんなビジネスマネジャー検定とBasic Testの違いについて詳しく紹介していきます。
ビジネスマネジャー検定は、東京商工会議所が実施している民間の検定試験です。2015年より開始された比較的新しい試験で、現在、毎年2回開催されています。管理職として働いている人などが対象で、組織の管理・運営能力や、それらのスキルを体系的に学ぶことを目的として行われます。難易度別の等級はありません。受験資格は、試験当日に日本国内に居住している方、という規定のみです。
ビジネスマネジャーBasic Testとは?
ここでは、Basic Testについて紹介します。
Basic Testとは、ビジネスマネジャー検定試験の公式テキストにおける5つの分野におけるマネジメント知識の習得度をWEBで簡単に測定できる診断ツールです。ネット環境が整っていれば、好きなタイミングで、どの場所からでも受験することができるようになっています。
つまり、手軽にビジネスマネジャーの試験分野の問題を解くことができるのです。また、実際の検定試験に合格するために必要な知識の習得や、苦手分野の把握など、自身の理解状況を知るために活用することができます。
2つの試験の違いは?
2つの資格には違いがいくつかあります。それらをここで紹介していきます。
以下の表をご覧ください。
ビジネスマネジャー検定試験 | ビジネスマネジャーBasic Test | |
合格基準 | 70点以上(100点満点) | スコア表示のため特になし |
試験日程 | 年2回 | 24時間365日 |
試験時間 | 90分 | 60分 |
設問数 | 都度変動 | 60問 |
受験料 | 7,700円(税込) | 4,400円(税込) |
こちらは、東京商工会議所が公開している2つの試験の違いをまとめた表です。このように、試験日程や設問数などの違いがあることがわかります。また、合格基準についても、検定試験の方は基準がありますが、Basic Testは自身の理解状況を把握するためのものなので、スコアが表示されるのみとなっています。
どちらを受験すべき?
それでは、どちらの試験を受験するべきか、ここで紹介していきます。
どちらの試験を受けるかは、どのような目的で受験するのかにもよりますが、基本的には検定試験の方をおすすめします。理由としては、検定試験に合格すれば「資格」として取得が認められるからです。Basic Testの方は、合格すると認定証というものがもらえますが、1つの資格として認められることはありません。
ですので、転職や昇進などに活用できる検定試験を受験し、合格を目指す方が良いでしょう。もちろん、検定試験を受ける前に練習として、Basic Testを受験するという手もあります。いきなり、本試験に挑むのは不安という人や、自身の現状を知りたい人などは、Basic Testから受験してみましょう。
ビジネスマネジャー検定とBasic Testの違いのまとめ
今回は、ビジネスマネジャー検定とBasic Testの違いについて紹介しました。
同分野の2つの試験ですが、その違いについて理解できましたでしょうか。自身の受験目的や受験後どのように活かしたいかによって、どちらを受験するか決めると良いでしょう。