皆さんは、証券外務員資格をご存じでしょうか。この資格は、証券会社や銀行で働いている銀行員であれば取得しなければいけないものです。またこの資格は、金融機関や保険会社などで、金融商品(預金や株式や各種保険などが含まれる)の勧誘などの営業活動、あるいは証券取引を行うために不可欠なものです。
本記事では、そんな証券外務員の資格試験の取得偏差値について詳しく紹介していきます。
証券外務員の資格ですが、「二種」と「一種」の2種類が存在することはご存じでしょうか。この2つの大きな違いは、「取り扱える金融商品の幅の広さ」です。二種外務員は、株式や国債などの現物を扱うことが出来ますが、一種外務員は二種外務員が行える業務に加えて、「信用取引」「デリバティブ」の取引・勧誘が可能になります。これにより、一種外務員は金融商品取引に関するすべての金融商品を取り扱うことが出来るようになる、ということです。
また、外務員試験は年齢・性別・学歴等に関係なく誰でも受験することができ、一種・二種ともに受験資格は特にありません。以下が試験概要の詳細となります。
外務員試験の取得偏差値はどのくらいか
それではここで、証券外務員になるための外務員資格試験を合格するにはどのくらい難しいのか、取得偏差値はどの程度なのか、見ていきましょう。
まず、以下の表をご覧ください。
試験種類 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
2020年度 | 一種試験 | 4,594名 | 3,425名 | 74.6% |
二種試験 | 2,725名 | 1,878名 | 68.9% | |
2019年度 | 一種試験 | 4,633名 | 3,132名 | 67.6% |
二種試験 | 3,131名 | 2,042名 | 65.2% |
こちらは直近2年の、外務員資格試験の合格者とその合格率を表した表です。見てもらうとわかる通り、平均合格率は約7割前後のようです。7割と聞くと、そこまで高くないように思えます。また、一種と二種で合格率にそこまで大きな差があるわけでもなさそうです。では偏差値に換算するとどのくらいなのでしょうか。合格率が7割前後であることを考えると、偏差値はおおよそ54前後でしょう。偏差値の平均の値が50ですので、そこまで取得するのが難しい試験ではないことが分かります。ただ、簡単に取得できる資格でもないのでしっかりと試験対策をしておくことが重要です。
証券外務員の偏差値のまとめ
以上、外務員資格試験の偏差値について紹介しました。
証券外務員は、証券会社で働いている人や、証券業務に関わる人は必ず取得しておかなければならない資格であり、金融業界への就職や転職にも有利に働きます。
興味がある人は是非この機会に、取得に向けて勉強してみてはいかがでしょうか。
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